解体工事の相見積もり、実は落とし穴も?失敗する人の共通点と後悔しないための考え方

最近の解体工事のトレンドは、ずばり相見積もりをとること。

最初から「絶対ここにお願いしたい!」など、強い気持ちがある場合は迷うことなく1社に決めきれると思いますが、大抵の場合は知識もないし、費用感や業者の雰囲気なども掴みきれないことも相まって「色々見てから考えたい」となるはずです。

 

ですが、ただ相見積もりをとるだけでは安心しきってしまうのはご法度です。

見積もりを取った後の行動次第では、大きな失敗に繋がってしまう可能性も十分あり得るからです。

 

そこで今回は、皆さんの解体工事が最後まで後悔なく終えられるように、解体工事の相見積もりで失敗する人の共通点と相見積もりに対する正しい考え方について見ていきたいと思います。

 

少しでも解体工事で失敗したくない!とお考えの方や、これから相見積もりをしようとしている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

1. 解体工事の相見積もりでも「失敗」は起こる?

「相見積もりなんて、自分が良いと思ったところを選ぶためにするのだから、失敗しようがない」と思ってる方、いらっしゃいませんか?

 

恐らくほとんどの方が、そういう風にお考えになることと思います。

 

もちろん、複数社から見積もりを出してもらって比較すること自体はとても大切ですし、間違いではありません。

 

ですが、せっかく納得するところを選ぼうとして相見積もりをしたにもかかわらず「こんなはずじゃなかった」「失敗した」と後悔される方も実は少なくないのです。

 

慎重に選んだはずなのに、なぜ失敗する方が出てきてしまうのか不思議に思われますよね。

 

では相見積もりで失敗した方々は、実際にどのようなところでつまずいてしまうのでしょうか。

まずは、その原因から見ていきたいと思います。

2. 解体工事の相見積もりで失敗する人の共通点

実は、相見積もりで失敗をされる方にはかならずと言っていいほど【共通点】があります。

それは、≪解体工事そのものの特性を理解できていない≫ということです。

 

解体工事というのは、金額だけで比較がしづらい工事です。

そのため、解体工事の相見積もりは安心材料になる一方で、見方を少しでも誤ると簡単に失敗の原因にもなりかねません。

 

ここでは、相見積もりの【失敗あるある】を3つご紹介したいと思います。

 

共通点① 合計の数字だけで判断している

ひとつ目の失敗あるあるは、「合計金額だけで見比べる」こと。

見積書を並べたときに合計の金額で「よし!ここが一番安い!決まり!」と安易に判断するのはとても危険です。

 

というのも、解体工事の見積もりには、養生費や重機の回送費、産業廃棄物の処分費、人件費などさまざまな要素が盛り込まれているからです。

 

このように、建物を壊すのにかかる費用以外にさまざまな費用が発生するというのが、解体工事の特性の1つです。

 

ですので、見積もりを比較していくうえで本当に大事なのは、工事をするうえで必ずかかる費用が、一通り見積書の中に盛り込まれているかどうかを確認することなのです。

 

それを聞くと、「当たり前じゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、【解体工事一式】として曖昧にしている業者は案外少なくありませんので、注意が必要です。

 

内訳が明示されていないがために起こるトラブルとして非常に多いのが、「あれを撤去するには〇〇万、これは見積もりに含まれていないので〇〇万追加」といったように、結局、契約後に追加・追加のオンパレードとなり、ふたを開けてみたら一番高いじゃないか!というパターンです。

 

そんな罠に引っかからないためにも、解体工事の見積もりは合計の数字で見るのではなく、かならず、何に対していくらかかっているのか、不足している・曖昧になっている項目はないかといった内訳の部分に目を向けて、比較するようにしましょう。

 

共通点② 「安い理由」「高い理由」を知らない

いざ出揃った見積もりを比較してみると、安かったり高かったりと金額に開きがあった、なんてことがあるかもしれません。

やる工事は同じなのに、極端に安い・高いがあるのはどうなのかと思われる方もいらっしゃるでしょう。

実は、解体工事の費用が極端に安かったり高かったりする理由には、健全なものと注意しなければならないものがあります。

 

たとえば、健全な理由で他業者よりも費用が抑えられている場合には、

  • 自社で重機や職人を抱えていることで余分なコストがかかっていない
  • 現場が近く、運搬・移動コストを抑えられる

などといったことが考えられます。

これは至ってまっとうな理由でコストが抑えられている、言わば【良いケース】です。

 

一方で、理由が曖昧なうえで安価な金額設定になっている場合には、どこかで不正をしていたり、安価な分、著しく施工品質が落とされていたりする可能性なども考えられるため、後にトラブルにつながる確率がグンと引きあがります。

 

反対に、金額が高かったとしても、その理由が理にかなっているようであれば申し分ないですよね。

 

たとえば、現場の条件があまり良くない場合には、安全対策や近隣対策に重点を置いたことで、費用がかかっているなんてこともあるかもしれません。

 

ですが、それはあくまでも安全を確保するための必要経費が乗っているだけですので、工事業者としては正解なわけです。

むしろ、そこの費用が省かれているようでは、安全第一であるべき工事において、いかがなものかと思うくらいです。

 

一方で、何で費用が高いのか、その理由が分からない・明示されない状態で高いのだとしたら、それはお客様に対して非常に不誠実ですし、なにより業者としての透明性に欠けますよね。

 

何をお伝えしたいかというと、なぜこの金額なのかという”理由”の部分まで、皆さんはある程度認識しているべきだということです。

 

どんなものでも相場の費用よりも安い・高いがある場合、そのほとんどにその金額となった理由があるはずだからです。

 

解体工事では、ただ建物を壊す以外にも様々な要素が絡み合っているということ、そしてそれぞれに相応の経費がかかっているということ。

 

皆さんはこうした特性を理解したうえで、見積りを見ていかなければならないのです。

 

とはいえ、解体工事の見積もりを見るのは初めてだという方がほとんどかと思います。

 

万が一見積もりをみてもよく分からない場合には、紙面の数字とにらめっこするだけでなく、担当者に確認してみることをおすすめいたします。

 

ただ安いから悪い、高いから悪いと、一辺倒に判断するのをやめて、違う角度からみていくと、あなたの「こんなはずじゃなかった…」はなくなるかもしれません。

 

共通点③  業者の対応や姿勢、施工力まで見ていない

実は、解体工事の最終的な満足度は、金額うんぬんよりも、その業者の対応や姿勢、施工力で決まることが大半です。

 

ひと昔前までと違い、解体業者はグングンとその数を増やしてきています。

その中には施工力の高い業者がいれば、そうでない業者がいたり、対応がすごく良い業者がいれば、あんまりだと感じる業者もいることでしょう。

 

歴史の長い業者もいれば、最近新しく出てきた業者だっています。

 

業者の数が増えたということは、それだけ異なった特徴をもった業者がいるということです。

それらを度外視して、単純に金額だけで決めてしまうというのは、本当に正解の行動と言えるのでしょうか。

 

問い合わせへの返答が早いか、質問には丁寧に答えてくれるか、メリットだけでなくデメリットも正直に伝えてくれるか。

日頃から工事の様子がきちんと見える業者なのか。

 

こうした、一見すると些細ともいえる業者の【姿勢】や【対応】というのは、工事中にもかならず見え隠れしていきます。

 

これらは、トラブルの発生確率にも直結しやすい部分でもあることから、最終的な皆さんの満足度を大きく左右する要素になるといっても過言ではありません。

 

あとで後悔することのないように、相見積もりの際はそれぞれの業者の信頼性や施工力までアンテナを張るようにしましょう

3. 正しい相見積もりの考え方

ここまで、解体工事の相見積もりで失敗してしまう人の共通点についてお話してきました。

では、実際に相見積もりをする際には、どのような考え方をもって業者を選ぶのが良いのでしょうか。

 

答えはとてもシンプルで「安い業者を探すため」ではなく、「納得できる業者を見つけるため」に相見積もりをすることです。

 

相見積もりというと、一番安いところを選ぶためにすることと思われがちですが、目的をはき違えてはなりません。

相見積もりは単に数字を並べて比べる作業ではなく、業者自体を見極めるための大切なプロセスのひとつなのです。

 

紙面上の数字だけで決めてしまったら、本来安心して任せられたはずの”良い”業者を見逃してしまうかもしれません。

 

解体工事の相見積もりでは、「金額」と「業者の信頼性」の両方をみること。

これこそが、正しい業者選びの第一歩になります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今やお客様のほとんどが、工事の見積もりをとるのに複数社へ声をかけられている時代です。

 

ですが、相見積もりの趣旨をはき違えてしまうと、「相見積もりしていれば安心」から「相見積もりまでしたのに失敗」に簡単に転じてしまうことも多々あります。

 

解体工事は、一度失敗をして後悔しても取り返しのきくものではありません。

 

だからこそ、相見積もりを安い業者探しとして捉えるのではなく、安心できる業者探しのための手段として活用しなければならないのです。

 

上手に相見積もりを活用して、良い業者に出会い、あなたの解体工事が少しでも納得いく形で進められることを願っています。

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