これから解体工事を考えておられる方に多いのが、工事業者へ依頼するときにはどんな注意点を気にしておけば上手くいくのか、ということだと思います。
最近ではインターネットで簡単に複数業者から見積もりを取り寄せ、解体工事の内容は気にせず費用の安いところへ依頼してしまう方もいらっしゃるようですが、こうした選び方ではせっかくこれまで良いお付き合いが出来ていたご近所との間に、取り返しのつかないようなトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
そこで今回は、解体工事専門業者である石井商事が、これまでの経験と実績から工事を依頼するときの注意点についてお伝えしていきたいと思います。
解体工事を的確に行うことで、ご近所との関係性も維持され、建て替えた後もイヤな思いをせず快適に暮らせるようになります。
目次
1: 解体工事で気をつけたいトラブルとは
はじめに、あなたに知っておいていただきたいのが解体工事で気をつけて起きたいトラブルの種類です。
私たち石井商事で解体工事を行ったところでは、こういったトラブル発生はありませんが、ご依頼いただくお客様から、「知り合いでトラブルが起こったので心配」というお話を聞くことがあります。
(1)挨拶なしで問題発生
解体工事を行うとき、最初にやっておきたいのがご近所へのご挨拶です。
建物を解体するとき、様々なトラブル防止のための対策を専門業者なら丁寧に行いますが、どんなに対策を行っても普段とは違った
- 音
- 振動
- 人の声
- 見慣れない人
- 見慣れない車
をゼロにすることはできません。そのためご近所の方へご挨拶をしておき、これからしばらくの間ご迷惑をお掛けすることを説明していきたいところです。
しかし、ご近所へご挨拶をしないケースもあるようでして、そういうケースの場合は解体工事が始まってから「クレーム」が入る可能性が高くなります。
ご挨拶に行くと色々と詮索されたり、根ほり葉ほり聞かれたりするのがイヤだなと感じておられるかもしれませんが、まずは挨拶をしておくことで関係性の維持や、工事の中止や停滞を防ぐことができるでしょう。
(2)ほこりが舞って苦情が
解体工事が始まると建物の骨格部分や壁などを壊していきます。そうすると風向きや空気の乾燥状態によっては「ほこり」が舞ってしまうこともあります。
石井商事の場合ですと、こういったことが経験からわかっていますので適切に水まきをするなど対策をしながら工事を進めますが、経験の浅い業者の場合は、対策しないことで「ほこり」が舞ってしまい、ご近所の洗濯物や車にほこりがついて問題になることもあります。
こういったトラブルの原因は業者の経験値や気配りにありますので、依頼するときには対策してくれるのかどうかも確認しておきましょう。
(3)騒音や振動で「止めてください!」
工事の内容によっては騒音や振動が発生します。
経験のある業者なら防音シートの設置を行い最小限の音漏れや振動を意識して工事を進めます。しかし、いくら対策しても普段とは違った音量の音や振動は出てしまうためクレームになることもあります。
こうしたケースを回避するためには、やはり事前の挨拶や、大きな音や振動が出る工事の前には、業者から説明に行ってもらうなどの気配りが重要になってきます。
(4)隣の物を壊して大問題
慎重、丁寧、そんな工事を行いますが不注意で壊してしまう可能性はあります。
そこで大切なのは「保険加入」なんです。業者が保険加入しているかどうかは、信頼できるポイントだと言えます。
2: トラブル回避の対策を知っておこう
トラブル回避の対策を知っておくことで、より良い工事業者を選ぶことができるでしょう。
(1)気持ちを行動で伝えよう
工事前の挨拶や、大きな音や振動が出る工事の前の挨拶など、迷惑をかけている気持ちを行動で伝えましょう。
というのも、解体工事はどの建物でもいつかは必要になることですが、実際に解体工事を行うときまで、ほとんどの人にとっては「他人事」です。
あなたの建物を壊して別の建物を建てようとしていることは、ご近所の方たちには全く関係のないことで、ご近所の方からすると「あなたが勝手にやっていること」という認識になりがちです。
そのため、ご近所の方としては「うるさいからやってほしくない」「自分たちには関係ないから止めてほしい」というのが気持ちに含まれています。
こういった気持ちの方とトラブルを起こさないためには、クレームが起こる前に「申し訳ない」という気持ちを行動で伝えることが重要です。
(2)知らないことはトラブルのタネ
挨拶につながりますが、人は自分の知らないことが身近で始まると「自分が大切にされていない」と感じるようです。
そんなつもりは全くないのですが、受け取り方は人それぞれ。「あなたのことを大切に思っていますよ」という表現としても「知っておいてもらう」ことを忘れないでください。
(3)工事中も気配り
工事中も、あなたが現場を見ておきましょう。また工事をする業者にもご近所への気配りが出来ているかチェックしておきたいところです。
工事をしているのは業者ですが、ご近所の方からすると「あなた」が工事を頼んでいるので業者ではなく「あなた」へ気持ちが向かいます。
(4)片づけまで終わって終了
解体工事は解体して終わりではありません。最後まで美しく片づけ終わってこそ終了です。
こういった部分まで信頼して依頼できる業者を選んでおきたいですね。
3: 解体工事の依頼で気をつけたい注意点
業者へ依頼するときに気をつけたいことがあります。
(1)許可
そもそも論になりますが、解体工事を行っても良いという許可があるのかどうかです。許可証を見せてもらいましょう。いくら費用が安くても許可を持っていないところへ依頼してはいけません。
(2)マニフェスト
廃棄物を正しく廃棄した証拠を発行してくれるところへ依頼しましょう。きちんと工事をしている業者なら、気持ちよく発行してくれます。
マニフェストを出し惜しみするとか、話をしないとか、大丈夫ですから!で終わるところは要注意です。
(3)保険
先ほども少し出てきた話題です。注意して工事をしていますが、万が一ご近所の物を壊してしまった場合の対策として保険加入している業者を選びましょう。
(4)工事内容
解体工事の内容が見積もり時点から明確になっている業者がおすすめです。
「解体工事一式○○万円」
こんな見積もりの場合は注意が必要です。だって、どんな工事をやってくれるのか、何が見積もりに含まれていて、何が含まれていないのかわかりませんので、工事が終わってから追加請求されてしまう可能性が出てきます。
(5)スケジュール
天候によってスケジュール通り進まないこともありますが、ある程度のスケジュールは教えてもらいましょう。
スケジュールが明確になることで、挨拶へ行くときにも具体的に「いつ頃までご迷惑をお掛けすると思います」というように説明できます。
また、スケジュールがわかっていることで、大きな音や振動が出る日程もわかりますから、工事前にご挨拶へ伺うこともできます。
4: まとめ
解体工事を依頼するときの注意点についてお話しました。
解体工事は生涯の中で何度も経験するものではありません。そのため、いざ解体工事をするときには
- 何をすればいいのかわからない
- どんな業者を選べばいいのかわからない
- ご近所への対応がわからない
そんな方も多くいらっしゃいます。
もしあなたも解体工事を具体的に依頼されるときには、今回の内容を参考にしていただき、経験豊富で丁寧な工事と気配りができる解体工事業者を選んでください。
良い業者を選ぶことで、解体の後の暮らしや資産活用をスムーズに進めることができるはずです。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。