解体工事の施工事例
神奈川県横浜市西区で行った軽量鉄骨造スレート屋根の2階建住宅の施工事例。
※延べ床面積88㎡(26.6坪)、深基礎・付帯工事も含めて工期は9日間でした。
軽量鉄骨造の建物も、かなりの数を解体してまいりましたが、今回の構造は珍しく、鉄骨造というには鉄骨の量が少なめで、木造と鉄骨造のハーフみたいな構造でした。
ホコリが舞わないようにしっかり散水しているところです。
木造と鉄骨造のいいとこ取りをした構造のため、壊す側からするとやりにくい構造ともいえますが、それだけ丈夫ってことなのでしょうね。
壁をスパンごとに折りたたむ、壁倒し工法で解体していきました。
他社の解体現場を見かけることがありますが、床下のゴミを片付けないうちから基礎を撤去している残念な現場が多くみられます。
そのようにしてしまうとゴミと土が混ざり合ってしまい、大変なことになってしまいます。
石井商事ではスコップや熊手などを使い、ゴミをきれいに取り払い、基礎コンクリートだけの状態にしてから基礎の撤去にかかります。
このひと手間が仕上がりに大きく影響してくるのです。
現地調査の時から深基礎だというのは分かっていましたが、思ってた以上の深さにビックリ。
基礎の天端が215センチもの深さでした。
見てください。
壊し難そうでしょう!
しっかりと鉄筋が組まれているので打撃をしないと壊れない構造なんですが・・・
裏の擁壁構造が弱く、そしてブロックとの基礎が近すぎて、強く壊せません。
裏の擁壁は通称、ガンタ積みといって、壊したコンクリートを重ねただけの弱い構造でした。
電動ピックの手作業で少しずつ進めていきます。
裏のガンタ積み擁壁を壊したら大変ですからね。
どんなに頑張っても一番下の部分は壊すことができませんでした。
壊せば裏の擁壁に穴があいてしまうからです。
次に工事を行う建築施工会社の監督さんに連絡を入れて現場を確認してもらいました。
その結果、次の計画に差し支えないないことが分かったのでその部分は残すことになりました。
相談もせずに残してしまうと後で問題になる場合もあるでしょうね。
掘り起こした土を埋め戻し、丁寧に整地して完了となりました。
ご近所のみなさまには解体工事に際し、大変御迷惑をお掛けいたしました。
また、工事に対しご理解・ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。