自分でやる?業者に頼む?効率的な不用品の片付け方

解体工事を行なう際のコストカットの手段の一つとして、「不用品の処分は、可能な限り自分たちで済ませる」というのがあります。

とはいえ、住み続けてきた歴史の長さに比例して、荷物の量は増えていくもの。

業者などをうまく駆使していかないと、処分だけでもかなりの重労働になってしまいます。

 

ですが、いざ手を付けようとしても、

  • どれをどこに捨てたら良いのか
  • リサイクルできるものはどれなのか
  • 業者に頼む場合の費用感

など、初めてであれば分からないことも多いですよね。

 

実際、整理すべきものの中には、自分たちで行なうほうが良いものと、業者に依頼した方が良いもので分かれます。

それでは、どのように処分を進めていくのがより効率的なのでしょうか。

今回は、解体工事についての内容とは少し逸れますが、工事前までに済ませておきたい「片付け」に着目してみました。

 

1. はじめての家の片付け、どうしたら良い?

(1)家庭ごみは自分たちで処分する

自分で処分したほうが費用が安く済むもの。

それは本や食器、ガラス製品などのいわゆる家庭ごみや、布団など粗大ごみです。

 

家庭ごみはどうしても量が多く細々していますので、計画だてて片付け・分別を進め、自治体の定めた収集日に合わせてごみ出しをするようにしましょう。

 

気をつけていただきたいのが、粗大ごみの出し方です。

粗大ごみは地域ごとに処分時のルールが設けられていることが多いため、お住まいの自治体のホームページなどを確認しておくことが大切になります。

 

 

たとえば、要らなくなった布団の処分をしようとした場合、横浜市では基本的に粗大ごみ(※1)として扱われます。

そのため布団の処分の際は、横浜市のルールに則って、市が発行している粗大ごみ用のシールを購入し、貼っておかなければなりません。

 

また、収集には粗大ごみ受付センターへの申込みが必要になるため、あらかじめ手続きをしておかなければならないなど、細々とした決まりがあります。

 

もちろんいま挙げた内容は、あくまで横浜市の例であり、調べていただくと各自治体それぞれにやり方があることがお分かりいただけるかと思います。

ただしく処分するためにも、事前に下調べをしておくようにしましょう。

 

※1…横浜市では、家庭から出されるごみのうち、一番長い辺が金属製品で30センチメートル以上のものと、それ以外(プラスチック商品、木製品など)で50センチメートル以上のものが粗大ごみになります。

 

 

(2)処分するものと保管するものを分けておく

片付けを進めていくと、要らないものだけでなく、捨てずに保管しておきたいものなどが出てくると思います。

むかしの思い出の品や写真・貴金属類などが、その代表的なものですね。

 

後々になって「とっておこうと思ってたのに間違って捨ててしまった…」とならないように、
大切なものはごみと分けて、あらかじめ別の場所に移しておきましょう。

 

自分たちで片付けるとなるとそれなりに大変さがあるのも事実です

一方で、より良い形で家族の思い出を残すという意味では、やはり自分たちの目で「要る・要らない」を判断して整理をしたほうがいいかもしれませんね。

 

 

(3)業者に依頼すべきものって?

業者に処分を依頼した方が良いものとして挙げられるのは、大型の家具や家電製品などです。

これらはそれなりの重量や大きさがあるため、自分たちだけで運びきるのはかなり大変。

 

そのため、ある程度自分たちで家庭ごみや粗大ごみの処分を終えたら、その後のことは専門業者などに依頼してしまうのがオススメす。

プロの業者を頼れば、一日でたいていの作業が完了しますので、作業効率がぐんと上がりますよね。

 

また時間的なメリットのほかに、貴金属や使える家電製品などをリサイクル品として引き取ってもらえることがあるため、処分費用を浮かせることにもつながります。

 

(4)解体業者は不用品処分をしてる?してない?

解体業者の中には、解体工事だけでなく事前の不用品処分も一緒に行なってくれるところがあります。

ですが家庭ごみは一般廃棄物にあたるため、一般廃棄物収集運搬業の許可を持たない解体業者は運ぶことが出来ません。

 

ごみの処分も解体会社へ依頼したいという方は、許可を有しているかどうかを含め、直接確認してみると良いでしょう。

 

 

2. リサイクルが必要な家電に注意しましょう!

廃家電の中にはそのまま処分してはいけないものがあります。

それが「家電4品目」とも称される、以下の4種類。

 

  1. エアコン
  2. 冷蔵庫・冷凍庫
  3. 洗濯機・衣類乾燥機
  4. テレビ(液晶・プラズマ・ブラウン管)

 

これらは家電リサイクル法に基づいて適切に処分しなければならず、リサイクル料金を支払った上で所定の場所へ運んでもらうなどの方法をとることになります。

メーカーや小売業者によってリサイクル料金や収集・運搬にかかる金額は異なるため、こちらも事前に調べておくと良いでしょう。

 

3. 処分のための業者選びは慎重に

廃棄物の処分を業者に依頼する場合は、悪徳業者に注意しましょう

なかには「無料回収」を謳う業者などもありますが、こうした業者は、廃棄物の処分に必要な一般廃棄物処理業の許可などを取っていない可能性が高いです。

 

また、最初は無料と言っていたのにも関わらず、後々になって不透明な高額請求を突きつけられたというケースは珍しくありません。

悪徳業者に引っかからないためにも、複数の業者に相見積もりをしてから、どこに依頼するかを慎重に判断するようにしましょう。

 

 

まとめ

不用品の処分は、労力がかかって大変。

建物を解体するなど、大きなきっかけがないとなかなか手を付けたくないものです。

コストを抑えながら作業を効率よく進めるために、自分たちで出来ることは済ませておき、頼むべきところは業者に頼るのがオススメです。

 

今回取り上げたように、ごみの種類によっては、そのままの状態で捨てられなかったり、業者に依頼する必要があるものもあります。

 

  • 面倒でもしっかりと処分について下調べをすること
  • 真っ当な処分業者を見極めること

など、小さなことが重要になってきますので、片付けをする際には特に意識しておきたいですね。

 

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