解体業者に学べ、本音で語る “良い” 解体業者会社を選ぶためのヒントとは

解体工事を考えるタイミングとして考えられるのは、

 

  • 老朽化した住宅の建て替え
  • 古家付きの土地を購入したとき
  • 両親が亡くなってしまって実家が空き家なったとき
  • 借地で地主さんから返却を求められたとき
  • 道路の拡張による立ち退き

 

上記のようなタイミングの方が多いと思います。

 

では、誰に頼んで壊してもらえばよいのでしょうか?

 

初めてのことでどうしたら良いかもわからず、手始めにネット検索をしてここに辿りついた方が多いとおもいます。

 

そんな皆さんのために、解体業者から見た、“良い” 解体業者とは何かをお伝えし、みなさんの求めている解体業者さんを見つけるためのヒントにしていただければ幸いです。

 

ちょっと待った!本当に、その解体屋さんでいいの?

今は何でもレンタルできる時代です。

解体工事に使用する重機や運搬車両もかんたんに借りることができます。

 

そうなんです。

何も、もっていなくても解体工事をしようと思えば出来てしまうんですね。

 

 

わたしの会社の近くにも、仕事が取れると仲間を集めて、2人・3人で解体工事を請け負っているグループが幾つもあるんです。

彼らは専門に解体工事をしているわけではなく、ペンキ塗り、木の伐採、庭の掃除したり、なんでも請け負う、いわゆる

『何でも屋さん』です。

 


こういう方々は、往々にして資格さえ持っていないことがあります。

見積の金額が安いからといって、安易に無資格な業者に発注することは絶対さけなければいけません。

 

解体工事に必要な資格を有しているか

 

無資格の業者を選ばないためにも最低限、下記の項目の確認は必須です。

あたりまえの事なのですが、どの業界にも当たり前ではない人も多く存在していますので注意してください。

  • 建設業許可(解体工事業、とび土工工事業)・・・解体工事をするための資格
  • 建設リサイクル法で定めた解体工事業の登録 (個人やっている方はこちらが多い)・・・建設業許可より簡易に申請できる
  • 産業廃棄物収集運搬業許可 (運搬する都道府県ごとに必要)・・・解体工事から発生した廃材を運ぶための許可

 

壊す許可と、産廃を運ぶ許可ない業者に依頼してしまうと、依頼主である皆さんの発注者責任が問われてしまいます。

 

車両・重機は自己所有であるか

 

鉄骨カッター工法

 

先にも話しましたが、レンタカーでもふつうの荷物は運こべますが産業廃棄物は運べません。

なぜならば、産廃の許可要件には「車両登録」といって使用する車両1台づつの車検証・写真を添えて許可を受けていて、登録ができないレンタカーで産廃を運ぶことは違法行為となります。

専門業者として解体工事業を営んでいれば、重機もとうぜん自己所有しているはずですし、専用のつかみ機なども借りているようでは仕事にならないですね。

 

 

下請けまかせのブローカーや手数料稼ぎの紹介屋ではないか

 

悪徳ブローカー

 

集客だけを専門におこなっているサイトも日を追うごとにニョキニョキ増えてきましたね。

厳しい審査基準で厳選した優良業者を紹介しますと歌ったサイトのことです。

わたしの知る限り、優良とは、ほど遠い業者「優良業者」としてそれらサイトでは活躍していますので。

厳しい審査基準も笑っちゃうくらいですね。

死亡事故を起こした解体業者も平気で在籍・活躍中だったりします。

 

そのような業態がまかり通っている実態は、自社で解体工事の施工を行っている我々からみますと信じられないやり方です。

  • 紹介はするけれど、あとは解体業者と直接契約してください。
  • 解体業者から紹介料はもらうけど、あとの事は私たちは知りません。

 

とは、書かれていませんが同じことですね。

 

全国どこのエリアでも対応していたら注意してください

え~、全国展開しているってダメなんですか!

聞いた耳あたりは素敵ですよね。
全国制覇みたいで格好いいです。

私たちのように普段は自社施工している解体業者でも、繁忙期になりますと協力業者さんに下請けしてもらうことがあります。
もちろん、そのような場合でも現場の管理は欠かせません。

解体工事の現場って個々にいろいろな特徴があります。

 

  • 道幅が極端に狭く、搬出作業もままならない
  • 通学路があり、行き帰りの時間帯は子供たちがいっぱい通る
  • 隣地との境界が明確ではなく壊す範囲が不明確
  • 近隣に変わった方がいる
  • etc

 

どんな仕事でも、一番大事なのは、管理ではないでしょうか?

 

マージンと言われる中間手数料を頂くのであればしっかり管理するのは当たり前です。

 

たとえば、神奈川にある私の会社が、九州の福岡県の解体工事を請け負ったとします。

請負額は税込み100万円

 

解体工事を直接行うのは、地元福岡県にあるA解体興業さんにお願いして、工期は8日間を予定

 

中間手数料は1割の10万円とします。

 

 

もうお分かりですよね。

 

 

うちの工事監督を福岡県へ格安航空機で向かわせ、安いビジネスホテルか民宿に宿泊して管理にあたります。
工事開始の4日目から台風の影響があり、強風で工事が中断。滞在期間が日曜日も含めると11日となりました。

 

元請けである当社の利益は???

 

HOWマッチ

 

だれが利益にならない、このような工事を請けるでしょうか?

 

しかし、全国どこのエリアも対応といって、商売をしている企業や団体が存在しています。

 

管理もしないで丸投げなら、利益10万円ですね。

 

よく、お考え下さいね。

 

お勧めは自社班をもった地元の解体業者さん

 

会社の所在地がはっきりわかり、地元でしっかり営業している「解体業者」さんで社歴が長く、大きな事故を起こしていないところがベストな選択ではないでしょうか。

資格のことにも触れましたが、建設リサイクル法で定めた解体工事業の登録ではなく、建設業法で定めた29業種の1つである「解体工事業」の許可業者の方が安心感が断然違うとおもいます。

なんだか、それってうちの会社みたいですど。

上手に宣伝しますね~! 笑

 

もちろん私のところだけが良い業者だなんて言いませんし、解体工事の専門職の私からみても良い業者は多くあります。

 

経験が長いと言うことは、多くの工事に接してきていますので、仕事のコツわかっていますし、コンプライアンス等についても適切に行っていることでしょう。

 

なぜ地元業者が良いのか?

 

それは、現場までの距離が近いと通勤時間も短いですし、廃棄物の処理場を会社の近くで選んでいますので搬入コストを抑えることが出来て、遠方の現場に比べて安く工事を提供することができるのです。

 

まとめ

 

インターネットの時代となり、我々が行っています「解体工事」もネット検索で業者を選定したり、工事までにすべき事を簡単に調べられるようになりました。

しかし、解体工事は物品販売のように商品をみてから購入できるわけではないため、金額だけで解体業者を選んでしまってトラブルになってしまった話しは毎日のように耳にします。

 

なくなるものに、お金は掛けたくないですよね?

 

それは、私もおなじ考えです。

 

同じものなら安いほうがお得ですが、工事はどれも同じだと思いますか、答えは同じではありませんよね。

とにかく業者選びが重要になります。

いままでの経験で、すごく安くて良い物を買えたことって多くあったでしょうか。

解体工事もそれと同じで、安くていいものは無いように思います。

しっかりした仕事を適正価格で行ってくれる、自社直営の工事を安全で安心して任せられる解体業者を選ばれると失敗しない解体工事になることでしょう。

もしかしたら、あなたの探している解体業者は、あなたのすぐそこにいるかも知れません。

参考にしていただけたら幸いです。

 

お気軽にご相談ください

石井
私たち石井商事では、年間250件を超える解体工事を行っております。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!

解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。

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