空き家対策。家屋の相続。建て替えなどが盛んになっています。
そんな現在、これまでならあまり興味を持つことがなかった「解体工事」について調べておられる方が増えています。
そして、解体工事について調べておられる方の中で、一番気になることはというと「建物の解体工事費用」ではありませんか?
最近ではインターネットの普及によりスマートフォン一つで、いつでもどこからでも目安を調べることができます。
しかし目安として「坪○○万円」と書かれていても、その金額が適切なのかどうかわからないと思います。
そこで今回は、建物の解体工事で失敗しないための費用の目安と、激安にダマされない見積書の見抜き方を紹介します。
1: 建物の解体費用は種類で変わる

建物の解体工事費用は次のポイントで変わってきます。
ひとつは地域。
解体工事ができる季節が少ない地域や、人件費が高い地域は必然的に工事費用も高めになります。
また、工事に関係する諸費用(後から詳しくお話します)は、地域によって変動しているため、例えば神奈川県なら坪50,000~60,000円であっても、鳥取県なら坪40,000~50,000円の間のこともあります。
二つ目はあなたのお家の種類によって工事費用が変わります。
住宅には大きく分けて次の3種類があります。
- 木造
- 鉄骨
- 鉄筋コンクリート
それぞれの種類によって住宅の大きさや、施工方法が違いますので解体する手間や工程が変わってきます。
また、解体したときに出る廃材の種類も違っていますので、処分するための費用が変わってきます。
このような理由で、ひとくちに「建物の解体」と申し上げても、画一的に決まった費用をインターネットの見積もりシステムだけで提示することはできません。
ですから、あなたに知っておいていただきたいことは、インターネットの解体工事比較サイトなどで出てきた見積もり費用は「目安」であり、そこから現地調査をした結果に提示された金額を知る必要があるのです。
2: 種類別解体費用の目安とは?

次に解体工事業者として、工事費用の目安を紹介したいと思います。
あくまでも私たち石井商事が承っている地域(神奈川県周辺)の目安ですので、先ほどもお伝えしましたが地域差があることをご理解の上ご覧ください。
■木造:40,000~60,000円/坪
■鉄骨:50,000~80,000円/坪
■鉄筋コンクリート:60,000~100,000円/坪
木造建築の中でも、京都や金沢などに多い「古民家」の場合、解体工事費用が若干高くなる傾向にあります。
伝統的な建築方法で作られた住宅は、壊すのに特別な経験と知識が必要です。そのため高くなるのでしょう。
鉄筋コンクリートの住宅は多くないかもしれません。
どちらかと言えば、テナントなど商業施設に多い建て方です。
鉄筋コンクリートの建物を解体工事する場合には、「特定建設作業届」が必要となりますので、鉄筋コンクリートを正しく解体できる業者を選んでおきましょう。
3: 解体費用は何のお金なの?

さて、解体工事の費用には、どのような内容が含まれているのでしょう。
普段から解体工事について調べている方は少ないですから、内容を知っておきましょう。
(1)人件費
解体工事は人が動く作業です。
壊す部分は機械を使うかもしれませんが、壊したときに出てくる廃材などは人が整理し運ぶことになります。
また、大きな道路に面していない「旗竿地」の場合、壊す部分に機械が入って使えないこともあります。
こうした場合には、壊す作業も人が行いますので、人件費が掛かってしまい費用も割高になってしまいます。
(2)機械費
解体工事には、解体する機械と廃材を運ぶトラックが最低でも必要になります。
私たちの会社のように自分で機械を持っている場合もあれば、工事のたびにレンタルしてくる会社もあります。
それぞれにメンテナンス費用やレンタル代が掛かっていますので、解体工事費用となります。
(3)廃材処分費
解体工事で出てきた廃材。
好きなところに捨てて良いのではありません。
法律に従ってきちんと書類をつくり、しかるべき施設へ運び処分する必要があります。
このとき、処分するために費用が必要になります。
そのため解体工事費用には廃棄処分に関する費用が含まれています。
悪徳業者の場合「不法投棄」をすることで、廃棄処分の費用を浮かし安さをアピールしているところもあるようです。
こういったやり方は法律で禁止されています。また見つかった場合には、工事を頼んだあなたへ警察から事情を聞かれることもあります。
工事費用が安いのはうれしいことですが、どうしてやすいのかを知っておきたいですね。
(4)電気やガスの撤去費
ライフラインの撤去は必要です。
放っておくと危険ですし、更地にして売却するなら次に使いやすい方が売りやすくなります。
(5)仮設費
お隣にお家がある。
機械が入る部分の地面がゆるい。
こういった場合には、ご近所へ迷惑がかからないように、養生シートや鉄板を敷いて対応することがあります。
すべての解体工事現場で必要となるものではありませんが、養生シートに関しては8割くらいの工事で利用することになるでしょう。
ほこりや解体したときの破片が道路へ飛ぶこともありますから、現場を囲って安全にしておくことが大切です。
(6)交通誘導員費
道路にトラックを停めて廃材を運び出す。
解体工事に使う機械を運搬する。
こういった場合には、公共の部分である道路を使っていることになりますので、前もって最寄りの警察へ届ける必要があります。
そして、他の交通をスムーズにかつ、安全な状態にするため交通誘導員を配置することも必要です。
これは解体工事をする立地条件によりますので、必ず必要な費用ではありません。
現地調査をしたときに、必要かどうか必ずチェックしておきましょう。
4: 解体工事の見積書を賢く見抜く方法

見積書を見るとき、最初に視線が行くのは「費用」だと思います。
でも、費用だけで比較して「安い!」方へ依頼するのは少し考えてからにしてください。
というのも、解体工事を単に「壊すだけ」と考えていると、後々使えない土地が置き去りにされてしまうことがあるからです。
解体工事の見積書を賢く見抜くためには、次のポイントに注意してください。
- 細かくどんな工事をするのか記載されている
- 工事単位に費用が明記されている
- 廃材の処分についても書かれている
そして、次のポイントもチェックしておきましょう。
- 解体工事の範囲はどこまでなのか
- 現地調査ではわからなかった物が出てきた場合の対応
- 解体した後は整地するのか、壊して終わりなのか
特に追加で作業が必要になった場合の手順や、整地の方法については業者からきちんと聞いておき書面にしてもらうことが肝心です。
「激安!」「今だけ割引!」というアプローチをやっている業者さんもいらっしゃいますが、費用だけに振り回されず、後々使いやすい土地になることを目指してください。
5: まとめ
解体工事の費用は、いくらくらいが目安なのかわかりにくいと思います。
その理由は今回紹介しました内容のように、地域や住宅の種類によって工事費用の内訳に様々な組み合わせがあるからです。
ですから、簡単だからとインターネットの比較サイトを使って工事を決めるよりも、地元で解体工事を専門に行っている業者へ依頼した方が、本当の工事費用がわかります。
ぜひ、地元の業者へ現地調査を依頼し、見積もりをもらってから依頼先を検討してください。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。