そろそろ家の建て替えを。
そろそろ空き家になっている住宅を駐車場に。
誰も住んでいない田舎の家を売却しよう。
それぞれに、思い出が詰まった家ですが、次へ進むためには手放さないといけないタイミングがあります。
そして、そのタイミングには「解体工事」が必要になります。
なぜなら、今建っている家をいったん壊さないと、
- 新しい家が建てられません
- 駐車場にして資産活用することもできません
- 更地にした方が売却のとき有利になります
そこで今回は、はじめて解体工事を経験される方に多い
「解体工事に関する心配事」
これに、解体工事の専門家が経験と知識からお答えしていきます。
目次
1: 解体工事前に何をしておけばいいですか?
解体工事前にしておけばいいことは、次のようなことです。
解体工事を行う前に、電気の停止、撤去はすませておきたいですね。
電気の停止に関しては、私どもで勝手に停止できないため、前もって契約されている電力会社へ連絡し、電気の停止・撤去作業を完了してもらってください。
このとき忘れないでいただきたいことは、
「建物の解体工事をするための撤去依頼」
であることを伝えて下さい。
この内容を伝えないと、たんに停止されるだけで撤去してもらえないことがあります。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
(2)ガスの停止、撤去
電気と同じように、ガスの停止・撤去も解体工事までにすませておきたいですね。
都市ガスの場合、プロパンガスの場合、それぞれ契約されているガス会社さんへ連絡し、ガスの停止・撤去作業を完了してもらいましょう。
ガスの場合も電気と同じく、次のように伝えることを忘れないでください。
「解体工事をするための撤去依頼です」
また、お使いのガスが都市ガスの場合なら、追加で次のように伝えておきましょう。
「地境撤去(ぢざかいてっきょ)をお願いします」
このように伝えてくと、スムーズに手続きが進みます。
この内容を伝えないと、たんに停止されるだけで撤去してもらえないことがあります。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
(3)トイレの汲み取り
浄化槽の汲み取りも、同じ時期に依頼し解体工事までに終わらせておきましょう。
汲み取りの料金はお住まいの市区町村で違います。
ですので、直接清掃業者様へご連絡いただき
「解体工事なので汲み取りをお願いします」
と伝えて作業を依頼してください。
もしお住まいの地区の清掃業者がわからない場合には、市町村の役場へ問い合わせると教えてもらえます。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
(4)有線、CATV、アンテナの撤去
インターネットも含めてケーブルテレビを引き込んでおられるお家も増えています。
この場合、有線やCATVの契約会社へ連絡して撤去を依頼してください。
注意する点は、NTTさんと同じように、連絡してから撤去までの時間がかかるということです。
ですから、解体工事が行われる日程よりも余裕をみて依頼してください。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
(5)水道の手続き
水道は電気やガス、有線とは違い「停止・撤去」をしてはいけません。
これは解体工事を行うとき、工事用水として水道が必要になるからなんです。
ですから、解体工事前までに、生活で使っていた分の水道料金を精算してもらいましょう。
水道局へ連絡して「精算してください」と伝えるだけでOKです。
次に気になるのは、解体工事中の水道代ですよね?
これは工事の契約によって変わってきます。
- 工事を請けた会社が負担する場合
- お客様に負担していただく場合
大きく分けると2つのケースがあります。
解体工事を依頼されるときには、業者さんへ確認しておくと安心です。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
2: 不要品がまだ残っているのですが・・・
お近くの場合ですと、地域の粗大ゴミとして処分できないか検討してみてください。
可能なら、こちらの方が安く処分できることが多いです。
遠方なので無理な場合。
不要品が多すぎて、地域の粗大ゴミではちょっと・・・。
そんな場合は、解体工事業者へ見積もりのとき相談してください。
そして解体工事と一緒に、不要品処分の見積もりを取っておくといいですね。
3: 庭木、庭石、池などの処分や解体もできますか?
可能です。
建物と一緒に解体工事される場合には、見積もりのとき「一緒に解体したいです」とお伝え下さい。
4: 合見積もりのコツを教えて下さい
立ち会いで見積もりをする場合、現実的には2~3社から見積もりを取られると思います。
このときのコツとしては「見積もりの内容をきちんと比較する」ことです。
けっして金額だけを見て比較してはいけません。
「安い!」と思った業者さんの見積もりを見ると、不要品やブロック塀の処分は別途になっていた、とか
家を解体しただけで、土地を綺麗に整地する行程が入ってなかったとか。
確かに金額は判断材料として大きなポイントです。
しかし、工事の内容をよく見てください。
見積書だけではわかりにくいので、工事の範囲が明記されている「解体工事施工計画書」等を作成してくれる解体業者さんのほうが安心だとおもいます。
そして最後は、立ち会いでの見積もりや、見積もりを持参されたときに感じる「誠実さ」「信頼感」が大切です。
5: 近隣の挨拶はした方がいいのでしょうか?
解体工事業者もご近所には挨拶にまわります。
しかしできればご自身でもご挨拶にまわられた方がいいですね。
建て替えや土地活用の場合ですと、これからもご近所さんとはおつきあいが必要です。
感情的なトラブルを引きずったり起こさないためにも、ご挨拶にまわっておかれた方がいいですね。
【関連記事】
6: 見積もりの際は立ち会った方がいいですか?
できるだけ立ち会っておかれた方がいいですね。
このとき、解体工事業者さんと直接会われた方が「人と成り」がわかりますから安心できます。
また、見積もりは住宅の外観からだけでも可能ですが、敷地の中や家屋の中も見てもらった方が、よりきちんとした見積もりが出てきます。
7: まとめ
解体工事を頻繁に経験される方は、あまりいません。
不動産屋さんとか、工事業者、多店舗経営しているオーナーさんなら、生涯の中で何度か経験があることでしょう。
でも、平均的には1度か2度。
ですから、この記事をお読みのあなたが
「解体工事の前に、何をしておけばいいのかわからない」
という不安や心配をもたれることは自然なことなんです。
そこで今回、解体工事専門である私どもの経験と知識から、解体工事の前に知っておいてもらうと安心できる内容をお伝えしました。
また、今回の内容以外にもわからないことや不安なこと。
近隣住民の特長によっては心配なことがありましたら、ご依頼された解体工事業者さんへ質問してみてください。
信頼でき誠意をもって解体工事を行ってくれる業者さんなら、あなたの身になって丁寧にアドバイスしてくれることでしょう。
今回の内容を参考にして、解体工事業者を見つけ依頼し、あなたの新しいスタートに向けて進んでもらいたいと思います。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。