東京都町田市の解体現場をご紹介いたします。
今回取り壊しとなった建物は、延床面積が270㎡を超える広さの木造瓦葺2階建です。
敷地の中には蔵やお稲荷さん、立派な灯篭や庭石があったりと、古き良き日本を連想させてくれるような素敵なお宅でした。

解体足場の組み立ては単管パイプを1本ずつ打ち込んで組み上げていくやり方を採ります。
今回は広さがありましたので、少々時間を要しましたが、ご覧のとおりしっかりと養生をさせていただきました。



瓦葺のお宅ですので、瓦を一枚ずつ取り外していきます。
2階建ですと、地上から屋根までは大体6~7mほどの高さがありますので、屋根に登っての作業は高所作業にあたります。
解体工事は重機等を使って建物を壊していく工事ですので、気を抜いていると周りを巻き込んで非常に危険な工事になることもあり得ます。
だからこそ石井商事では、常に安全意識をもってKYK(危険予知活動)をしっかり行うように日々スタッフへ指導しています。
現場等で発生する恐れがある全ての災害に対して、発生を未然に防ぐために事前に行う活動のこと

古埃が舞うので、水を撒いてしっかりと湿らせておきます。
隣接している蔵も同様に屋根材を撤去しました。


内装材の撤去の様子です。
窓枠は取り外してガラスと分け、ガラスは砕いてからフレコンバックに詰めていきます。
ガラスくずが大量に出ましたので、破片で怪我をしないように足元や手元には十分注意をして作業をします。


同じく蔵の中も天井材等を撤去して、重機の解体に備えます。

ここから先の重機の解体の様子は、一気にご覧いただきましょう。
アームの長さを駆使して、作業計画に基づいてどんどん壊していきます。


少し余談ですが、オペレータ―以外のスタッフは何をしているかというと、手元作業をしています。
手元とは建設業界でよく使われる用語で、いわゆるアシスタントのこと。
解体工事における手元のお仕事は、散水をしたり廃材を種類ごとに仕分けたり、適宜現場の清掃をしたり、廃棄物の運搬をしたりと意外とやることが盛りだくさんなんです。


本題に戻り、続きをご覧いただきましょう。
いよいよ2階部分の解体が終わり、上物は1階のみとなったところです。


ここからは、基礎の撤去にとりかかります。
弊社では、いきなり撤去!ではなく、手始めに上屋解体の際に出たゴミを丁寧に片付けるところから行います。

ここまで綺麗な状態にしてから行うことで、整地のときに混じりやすいゴミを最小限に抑えることができます。
これが美しい仕上がりにするためのちいさなコツです。



もうひとつ丁寧な工事に鉄則なのが、水撒きです。
工事中は、廃棄物の運搬等で車両が何度も出入りすることがあり、タイヤについた汚れなどが道路を汚してしまうことも。
適宜水を撒くことで汚れを落とし、道路を通行する方々が気持ちよく通れるように心がけております。

その他の細々した作業を終えたら、最後に整地をして完了です。



今回の工事にかかった日数は20日でした。
少々日数を要する現場でしたが、近隣の皆様のあたたかなご協力もあって、問題もなく終えることができました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
ご用命いただきましたN様におかれましても、この度は弊社にご用命いただき誠にありがとうございました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。