家を建てるにせよ解体するにせよ、選ぶ業者によって、作業の丁寧さや周囲への気配りの仕方、仕上がりの度合いなどが異なります。
コロナ渦の影響もあり、今はたくさんの業者が解体工事を手がけるようになりましたが、どうせなら専門の優良業者に依頼することで、安心して工事を任せたいものですよね。
ですが、どんな業者が優良なのかを見分けるのは、時に難しく感じることもあるかと思います。
そこで、質の高い工事を行う業者の特徴がどのようなところにあるのかを知り、優良業者を見極めるコツを探ってみましょう。
目次
1. 工事前にすべき手順を丁寧に行っている
業者の違いは、工事を始める前から出てきます。
もっとも差が出やすいのが、「丁寧」か「丁寧でない」かです。
では、その業者が丁寧かどうかを判断するのに、具体的にどのような部分を見ておけば良いのでしょうか。
(1)事前の説明はしっかり聞いておこう
丁寧な業者であれば、これから始まる工事や必要となる手続きの説明を、施主様にご理解・ご納得いただけるようにしっかりと行うはずです。
施主様にとっては、そう何度も経験することのない工事ですので、当然どんなことが行われるのかなどは事前に知っておきたい内容ですよね。
業者が工事に入る前に施主様にすべき説明は、作業内容や工事中の危険性、工期など実にたくさんあります。
もしこうした大切な説明が不足していた場合、のちにトラブルに繋がる可能性も…
トラブル回避のために、専門的で難しいと感じてもよく聞いておくようにしましょう。
少しでも不透明な説明があった場合は、納得ができるまで質問することをおすすめいたします。
(2)届け出等の諸手続きをしっかりとしているのか
解体作業を行う前には、役所や警察署などにいくつかの届け出を出す必要があります。
それぞれの届け出が、期限までに出されているかどうかは、必ず確認するようにしましょう。
とはいえ施主様の中には、届け出にはどのような書類が必要になるのか、いつまでに出すべきものなのかなど、あまりピンとこないという方もいらっしゃるかと思います。
こうしたことも親切な業者の場合、口頭で説明するだけでなく、実際の書類を確認させてくれるところがあったりします。
施主様にとって馴染みのない工事内容や手続き等における「分からない」に対して、どれだけ手厚く、丁寧に対応してくれるかも優良業者を見極めるコツになってきます。
(3)近隣への対応が正しく行われているかを見る
解体工事はどうしても工事の特質上、少なからず騒音や振動、現場周辺の交通規制等により、近隣の皆さまへ迷惑をおかけしてしまうもの。
これらが原因で起こりうる近隣トラブルを極力回避するために、どのような対策をとっているかにも注目しておく必要があるでしょう。
たとえば評判のいい業者の多くは、一般的に以下のようなトラブル対策等をしています。
- 現場に工事期間や内容について説明する看板を出す
- 担当者が近隣へ工事の挨拶と工事についての説明を行なう
近隣への説明や挨拶を施主様にお任せしきるのではなく、業者として丁寧に説明を行えている業者は、実際の工事も誠実と期待してもいいでしょう。
2.優良な業者かどうかは、作業の進め方や物の使い方でも見分けられる
しっかりとした業者は、解体の作業も丁寧。
そのため、仕事ぶりなどの姿勢や、道具などの物の扱い方からも、ある程度判断することが出来てしまいます。
(1)使用しているものの扱い方を見よう
たとえば、養生シートの張り方ひとつとっても、色々と見えてきます。
そんなので本当に分かるのかと思いますよね。
ですがよく見ると、いい加減な業者の場合、シートの向きや間隔などがバラバラで、シート同士の間にすき間が出来ているなんてことが稀にあったりします。
これ、言語道断です!!
養生シートは作業中に粉じんをまき散らさない・騒音被害を広げないために使われる、重要なもの。
隙間なくシートで現場を覆うことは、解体工事において基本中の基本とも言える、とても大切なことなのです。
意外と見落としがちなシートの張り方ですが、気になった方は、ぜひ作業現場を訪れて、確認してみてください。
そのほか、廃棄物の運搬のために出入りしているトラックなどの状態からも、判断できるケースがあります。
業種柄、つねに綺麗な状態を維持し続けるのは正直難しいところもありますが、だからと言ってあまりにも汚い状態のトラックが出入りを繰り返していると、周辺の道路を汚してしまう可能性があります。
細やかな気配りができる業者の中には、近隣へご迷惑をおかけしないよう、できるだけきれいな状態のトラックを使うようにしているなんてところもあるのです。
もちろんこれらはあくまで例にすぎませんし、とても小さなことにも感じますが、こうした些細な部分にこそ、業者の誠実さが出るものですので一度目を向けてみると良いでしょう。
しっかりとしているのが分かれば、任せる側も安心できて気持ちがいいですよね♪
(2)作業の進め方などを確かめておこう
解体作業中は、前述したように粉じんや振動、騒音が発生しやすくなります。
すこしでもその被害を抑えるために何よりも大切なことは、乱暴に作業を進めないことです。
質の高い工事をする業者は、建築材料や構造を下調べをしておき、作業工程や考えられるトラブルについて、事前に対策等の打ち合わせをしています。
こうして作業方法を事前に考えておくことで、 スピーディーさを保ちつつ、より丁寧に、できるだけ周囲へのトラブルの原因となるものを作らないようにしているのです。
その一環として、重機を使用する際も、音や振動等でご迷惑をおかけしないよう、使用する時間を調整したり、出入りするトラックの時間間隔なども調整したりしています。
きちんと事前に打ち合わせをしておくことで、こうした対応や工夫がよりスムーズになるということですね。
3.解体工事終了後まで丁寧かどうかも大切
整地とは、瓦の破片や木くず、ガラス、大きな石などを取り除いて、重機などで上から踏み固めて、土地を綺麗な状態にすることです。
さらに、より丁寧な業者ならきれいに整地してくれた後、掃き掃除や散水を行ない、周辺まで綺麗にしてくれる業者もあります。
依頼時にその業者がどのような対応をしているか知っておきたいという方は、ホームページなどに掲載されている施工事例などの写真を参考にしてみると良いでしょう。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。