横浜市港南区大久保の解体現場をご紹介いたします。
今回解体する建物は、木造のスレート葺2階建てのアパート。
建物だけでなく、駐車場の敷地内にある古くなったこちらのガレージも一緒に取り壊す計画で進めていきました。
まずは、いつも通り建物全体を覆うようにして足場掛けをし、養生をしていきます。
つづいて、内装解体の様子です。
こちらのアパートは全部で6部屋ありますので、一部屋ずつ手作業で内装材を取り外していく必要があります。
これがなかなかに大変なんですよね。スタッフが頑張って進めています。
さて、全ての部屋が写真の状態までキレイになりましたので、ここからは重機を入れての解体作業に入ります。
手始めに、外階段・外廊下の部分に使用されている鉄骨をカットし、コンクリートは破砕していきます。
こちらの様子はYoutubeにも掲載しておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ。
つづいて、建物の解体です。
余談ですが、一日の終わりには、その日の作業で汚れた箇所をしっかりと水洗いするようにしています。
当然のことではあるのですが、石井商事では【現場をキレイに保つ】ということを徹底して行っています。
あっという間に建物の半分が無くなりました。
散水は、埃などの飛散を防止するためにたっぷりと行います。
残りの半分の解体も、順調に進んでいます。
ここでようやく基礎が見えてきました。
あらかじめ基礎以外の部分の細かな廃材などを清掃してから、重機を使って掘り起こしていきます。
このまま順調にいくかと思いきや…なんとこの後、基礎の下から大量の地中埋設物が出てきました。
一部分だけでなく、敷地の全面にさまざまなものが埋められていて、掘れども掘れども出てくるような状態です。
お客様に状況をお話をし、すべて撤去する運びとなりました。
その様子をほんの一部ですが、ご覧ください。
古タイヤや浄化槽なども、見つかりました。
地中埋設物については、過去に『解体知恵袋』でも取り上げています。
詳しく知りたい!という方は下記を参考にしてみてくださいね。
ところで、今回の現場がある港南区大久保は、横浜市営地下鉄ブルーライン・京浜急行の上大岡駅すぐ近くの地域にあたるのですが、実はここら一体は地盤が緩いという特徴があります。
つまり、ここまで色々と埋設されているということは、地盤を強化する目的で意図的に埋められた可能性もありますね。
予想外の量の埋設物があったものの、時間をかけてしっかりと撤去・客土をして均し終えることができました。
土の質を改善するために他所から土を運び入れること。搬入土のことを指す。
そろそろ終盤です。
最後に、ガレージの解体をしていきます。
ガレージの取り壊しが終わり、整地をしたら工事完了です。
こちらは、アパートが建っていた跡地です。
埋設物の撤去をしたことでできた陥没も、しっかりと客土を行なったので、平らに馴染んでいますね。
つづいて、こちらはガレージの跡地です。
ガレージ横のブロック塀を撤去しているので、万が一の事故がないように、公道との境に簡易的な衝立を施しました。
こちらの工事は、追加工事を含め、全22日間で完工となりました。
長期にわたる工事でしたが、近隣の皆様のご協力もあり、大きなトラブルなく終えることができました。
誠にありがとうございました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。