こんにちは、株式会社石井商事です。
解体工事を依頼しようと検討されている方にとって、まず気になるのは工事の費用ですよね。
どんな作業にどれくらいかかるのかをきちんと把握しておくことは、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
そこで今回は、解体工事の費用や相場について、詳しくお話したいと思います。
目次
解体費用はどうやって把握したら良いの?
インターネットで解体工事の費用について、検索したことのある方もいらっしゃると思います
しかし、「結局分からなかった」という方も多いのではないでしょうか。
その理由は、解体工事の費用が、解体する家の材質や周辺環境などによって大きく異なるからだと言えます。
解体工事の費用は一般的に、坪単価のみでは計算できません。坪単価で表示されている場合、家の解体費用のみが対象で、その他の諸経費の部分は含まれていません。
そのため、坪単価以外の費用が発生する可能性を知っておかなければ、予想外の出費に困ってしまう、なんてことがあるのです。
つまり上記の内容をまとめると、解体工事の費用=家の解体費用(坪単価×坪数)+その他の諸経費、ということになります。
坪単価の費用相場はどのくらい?
一坪あたりの費用相場は、以下の通りです。
ただし解体対象の家の坪数によって差が出てきますので、あくまで参考として捉えてみてくださいね。
一般的に、新築工事と同じように坪数が大きいほど坪単価は低くなります。
◆木造
3~4万円程度
◆鉄骨造
4~5万円程度
◆鉄筋コンクリート造
5~8万円程度
費用の内訳はどうなっているの?
ここでは原価の内訳を具体的に見ていきましょう。
◆人件費(3~4割程度)
作業員の日当で、必ずかかる費用です。
30坪程度の家で、3人前後の作業員が1週間~10日ほど作業を行います。
日当は作業の内容によってそれぞれ異なりますが、およそ1.2~2.0万円が相場でしょうね。
この他、手作業が多い、鉄骨・RC構造など、条件によって作業期間が長くなることがあります。
◆廃棄物処分費用(3~4割程度)
廃棄物を中間処理場で処分する際に、解体業者が処理場に対して支払う必要のある費用です。
30坪の木造住宅を解体する場合、木くず8,7トン、コンクリート20トン、石膏ボード2.5トン、混合廃棄物10トンが発生すると言われています。
産業廃棄物の処理には手間が掛かりますし、埋め立てする最終処分場の枯渇で処理費用が短いサイクルで値上がりしています。
◆養生、燃料などの諸経費(2~3割程度)
現場での養生足場のレンタル費用や重機、ダンプカーの燃料代、重機を運搬するトレーラーのレンタル費用、近隣への挨拶時に持っていく手土産代、役所申請の手間賃など、工事費以外にも様々な費用が必要になることが見込まれます。
一つ一つの費用は、人件費や廃棄物処分費用比べると比重が小さいですが、積み重なるとそれなりの額になることに注意しましょう。
そしてこれらの費用が、家の解体費用でなくその他の諸経費に含まれる部分にあたります。
◆解体業者の利益(1~2割程度)
解体業者が得る利益です。ハウスメーカーの利益率(3~4割)と比べても、そこまで高い金額とは言えないでしょう。
解体業者では、この利益の中から事務員の給与、重機・トラック等の損料が賄われています。
解体業者によって費用が異なる!?
そしてもう一つ、解体工事を希望される方に気をつけていただきたいポイントがあります。
それは同じ建物の作業でも、解体業者によって工事方法が異なり工事費用が変わってくる可能性があることです。
ではなぜ、工事方法が異なるという事態が生じてしまうのでしょうか?
◆工程が異なるから
解体業者では、安全、近隣への配慮、リスク回避、施工技術、保有重機、過去の実績などはそれぞれの基準を採用しています。
そのため、どれが適切なのかという判断は各解体業者に委ねられているのです。
解体業者ごとに考え方が異なることが、工事内容や費用に差をつけているというわけです。
◆どこまで作業とみなす範囲か異なるから
解体業者によって、費用が発生する作業とみなす範囲が異なるのも事実です。
解体工事では、建物の解体以外にも撤去工事が発生します。例えば、建物内の残置物、地中に埋まっている杭、ガス管・水道管など、その種類は多岐にわたります。
これに必要な費用を、解体費用の一部としてみなすかについても、各解体業者で判断が異なる場合があるようです。
◆作業内容で差が生じやすいのは?
各業者で差が出やすい作業項目として、
・仮囲いの養生面積
・残土処理費用有無
・道路への鉄板養生の有無
・アスベスト撤去費用の有無
・整地後の土入れの有無
・ライフライン撤去費用の有無
などが挙げられます。見積もり時に確認してみると良いでしょう。
まとめ
ここまで解体費用の相場や内訳についてお話しましたが解体費用は、安ければお得というわけではありません。
見積書を細かく確認し、どのような工事が行われているか各業者で比較してみると良いでしょう。
思わぬトラブルに巻き込まれることのないよう、しっかりと吟味した業者選択をして頂きたいと思います。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。