解体工事をする際には、近所へかかる迷惑を考えてトラブルとならないように、事前に近隣挨拶をすることがとても重要です。
というのも、家を解体する際には、いろいろな迷惑の原因が生じるからです。
騒音や振動、粉じんが周りに飛んでしまう、作業用のトラックが道をふさいでしまうなどの問題があります。
自分の土地での工事が原因で近隣とのトラブルが起こるのは困りますね。
では、どのように上手に近所回りをして良い印象を残すことができるでしょうか?
どの程度まで挨拶をしておくべきか?
近隣挨拶をする際には、どの程度遠くの家まで挨拶しに行ったら良いかということです。
もちろん、できるだけたくさんの家を回って挨拶をした方が、トラブルの元を減らせるのは言うまでもありません。
しかし、地区内のすべての家を回ることは不可能ですので、最低限の範囲は押さえておくようにしましょう。
具体的には、解体工事を行う土地と隣接している家は必須となります。両隣と後ろの家です。
そして、道路を挟んでいるとしても、正面の家も数軒訪問すると良いでしょう。
正面の家はそれほど振動や騒音などの迷惑はかかりにくいですが、作業用のトラックが出入りしますので、道をふさいでしまって通行が面倒になることもあります。
また、家の駐車場から自動車を出しにくいという可能性もあります。
意外とトラックや車のトラブルは多いので、事前に挨拶をしておいた方が無難でしょう。
どのように挨拶回りをするか?
ご近所を回る際には、どのような日程で解体工事が行われるか、どのように工事を進めていくかを説明するようにしましょう。
その際に、騒音が出たり、粉じんが舞ってしまったりして迷惑をかけることもあるので、期間中は窓を閉めておいた方が良いことや、洗濯物をあまり外に出しっぱなしにしておかない方が良いということを伝えると良いでしょう。
さらに、具体的にどんな対策を採ってできるだけ迷惑をかけないように工事を進めていくかを説明すると、安心してくれるでしょう。
また、工事期間中はトラックや他の作業用の自動車が頻繁に出入りすることがあるということも伝えましょう。
ご近所の方が車を出し入れする際に注意をするようになりますし、もし子どもがいるなら、注意を促してもらうことができます。
どうしても解体工事にはトラックによる廃棄物の運搬がつきものですので、こうした説明をしておくのとしていないのとでは、後々大きな違いになることもあります。
手土産を持って行った方が良いのか?
ご近所にご迷惑をかけてしまうことになりますので、近隣挨拶をする際には、何らかの手土産を持参するのが普通です。
もちろん、これは規則のようなものではありませんが、手土産を持っていくかどうかで、相手が受け取る印象はかなり変わりますので、トラブルをできるだけ避けるという意味でも持参した方が良いでしょう。
何を持っていくかということには特に決まりはありませんので、負担にならない程度に受け取りやすいものを用意すると良いでしょう。
もし、手土産を何にするかで迷っているのであれば、解体工事の担当者に聞いてみるのも良いでしょう。
地域によって習慣の違いなどもありますので、それぞれの場所に合った一般的な品を教えてくれるでしょう。
そして、多くの解体業者では、工事を行う担当者として近隣挨拶を営業担当者などが行っています。
プロの視点からどんな注意点があるのかなどを説明してくれますので、近所の方も安心して聞くことができるでしょう。
しかし、解体業者だけに挨拶回りを任せるのではなく、施主様自らが近所にご挨拶に行くことが肝心です。
そうすることで、誠意が伝わりますし、理解を示してくれることが多くなります。
騒音や揺れについての対策を説明する
解体工事をする際に近所とのトラブルになりやすい原因の多くは、騒音や振動です。そのため、具体的にどのような対策を採っているかを説明すると安心できます。
建物の高さなどによりますが、足場を組んで防音性のあるシートを張るのが一般的です。
シートを解体現場の周りに張り巡らすことによって、遮音できますし、粉じんが飛び散ってしまうのを防ぐことができます。
粉じんの影響は意外と近所に住む人たちにとって大きく、自動車が汚れてしまったり、洗濯物が干せなくなったりしてしまいます。
また、アレルギー反応が強い人だと、解体工事によって調子が悪くなってしまう人もいます。
こうしたことから、解体をする際には、しっかりとシートを現場に張るとともに、解体中ホコリが飛散しないように水をかけながら作業をするなどの対策を採っています。
こうした対策についてもきちんと説明すると、近所の方もどんな点に注意すればよいかが分かりますので、無用なトラブルを避けられることになります。
まとめ
解体工事をする前には、必ず近隣挨拶をするようにしましょう。
その際は、工事を担当する人だけでなく、施主様も一緒に回るのがベストです。
解体工事がいつ始まりいつ終わるのかという日程と共に、どんな点で迷惑がかかってしまう可能性があるか、そのための対策をどのように採るかを説明できます。
特に決まったものはありませんが、近隣挨拶をする際には、何らかの手土産を持っていくのが普通になっています。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。