現在、駐車場として使っている土地を購入して新築工事を考えているかたも多いと思います。
砂利が敷いてあるだけの駐車場であれば、そのまま建築工事を始められると思いますが、アスファルト舗装や土間コンクリートで舗装してある場合、それらの舗装を剥がさないと、そのままでは基礎工事はできません。
では、その舗装は誰に頼んで撤去すれば良いのでしょうか?
また、その時に掛かる費用のことや、撤去する上での注意点を今までの経験を通してお話しして行きたいと思います。
アスファルトの解体は誰に頼むのでしょう?
建物の解体ではないため、「アスファルト解体」って誰に依頼したら良いか悩んでしまうかも知れません。
一般の方に限らず、住宅メーカーの営業の方からも「アスファルト解体」って石井商事さんに依頼出来ますか?という問い合わせをもらうことがあるほどです。
答えは、「はい、解体業者で出来ます」。
壊す行為がメインでしたら、まずは解体業者に相談してみるのが一番良い方法だと思います。
もちろん土木業者でも重機とダンプを所有していれば施工可能でしょうが、解体だけを請け負うことは希ではないかと思います。
駐車場を解体する時の注意点
駐車場の解体工事では、以下のような事に注意してください。
- 以前、建物が建っていなかったか?
- 建っていた場合、基礎や土間コンクリートが残っていないか?
- 水道管や排水管が残っていないか?
- 埋め立てした土地ではないか?
- ガレキ等が埋められていないか?
現在駐車場になっていても、住宅を解体した跡地という土地もあることでしょう。
このような場合、駐車場をつくることが目的だったため、解体工事の仕上がりが重要視されずに、いい加減な解体になってしまうことがあるのです。
これは解体業者が悪いとかではなく、建物がなくなってしまえば良いので、とにかく安くあげたいと考える発注者側の意向でもあるのです。
平らにならして、アスファルトやコンクリートで「カバー」してしまいますので、埋設されているガス管・水道管や排水管を残したままにしてしまったり、浄化槽も取り除かれないでガレキのようなもので埋められていても、表面上は綺麗な駐車場が出来あがってしまうのです。
取り残されてた古いコンクリート基礎
この現場は、神奈川県横須賀市西浦賀にありました土間コンクリート敷きの駐車場です。
重機を使い順調に表面の土間コンのハツリが進んでいきます。
表面の土間を剥がしたところですが、なんとなく表面が汚いので心配していました。
心配がズバリ的中し、埋設物が見つかってしまいました。この場所には以前に建物があったのでしょう、土間コンの下から建物の基礎だと思われるものが出てきました。
1800×1800の土間ですので、昔の浴室の跡だったと予想されます。
掘りあげてみるとこんなに大きなかたまりでかなりの厚さがありました。
そのほかの場所からも続々と、取り残されていたコンクリートが出てきました。
取り残されていたコンクリートを掘り起こし集めてみると、すごい量のガレキが埋まっていました。
駐車場を購入する時の注意点
現在は駐車場として使っている土地を購入される場合は、地中埋設物のことも頭に入れておくことをお勧めします。
弊社の過去に行った駐車場の解体では3件に1件、なんと3割の高確率で何かしらが埋設されておりました。
土地の仲介業者に質問すれば、その土地の経歴(歴史)も教えてくれるはずです。
以前建物が建っていた場合は、地中に基礎などが残されていることもあるため、その場合はどうなるのか?
費用の負担も含めて相談されておくのが良いと思います。
まとめ
駐車場になっている土地を購入する場合は、『地中に何か埋まっていないか』を疑ってみるとよいでしょう。
その土地に住宅やアパート、もしかしたら工場が建っていたかも知れませんので注意が必要となり、取り残された基礎や土間等のコンクリートガラが出てくることも多くあるのです。
その場合、高額な撤去費用掛かったりしますので、仲介業者に『瑕疵担保保証』のことも詳しく聞いておけば万が一埋設物が発見されても慌てない済みます。
埋設物の問題がなければ、駐車場として使っていた土地だけに、道路付けがよく使いやすい住宅用地になると思います。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。