「新築を建てるために古い家を解体したい…」とお考えではありませんか?
昔から長く住んでいる家を解体して新しい家に建て直すことを望んでいる方もいれば古屋付きの土地を購入して、古屋を解体して新築を建てようと考えている方もいらっしゃると思います。
そのような場合には当然ですが解体業者を選び住宅の解体工事を行うのですが、解体業者の選定にはコツがあるのをご存知でしょうか?
「解体業者なんてどこも一緒だからどこでもいいや」
といった軽い気持ちで適当な解体業者に依頼してしまうと、近隣住民から騒音やホコリがする等の苦情が来る可能性があります。
もちろん、ちゃんとした業者に依頼してもトラブルになることはありますが、業者選びを慎重に行うことで、トラブルになる可能性を大幅に下げることができるのです。
今回は、解体工事を依頼しようとお考えの方へ、知っておくべき失敗しない解体業者の選び方についてご紹介します。
【失敗しない解体業者の選び方】
●地域密着した解体業者
失敗しない安心な解体業者を選ぶためにまず知っておくべきことは、「地域に密着した解体業者」もしくは「全国どこでも解体工事を請け負っている解体業者」のうち、どちらの業者に依頼するほうがいいのかということです。
一見すると地域に密着している業者であろうが、全国どこでも解体工事を請け負っている業者であろうが差はないのではと思うかも知れません。
または、全国どこでも解体工事を請け負っている業者の方が、広範囲まで進出している良い業者だと思うかも知れません。
しかし、安心安全な解体業者を選ぶコツは、「全国どこでも解体工事を請け負っている解体業者」ではなく、「地域に密着した解体業者」を選ぶことなのです。
ではなぜ「地域に密着した解体業者」を選んだ方が良いのでしょうか。
その理由を理解するためには「全国どこでも解体工事を請け負っている業者」がどのようにして全国で工事を行なっているのかを知る必要があります。
こういった地域を絞っていない業者は、自分では解体工事をしていません。
インターネットなどを巧みに使いこなし、地元の解体業者に紹介して手数料を受け取るといったビジネスモデルをしていて、ブローカー的なやり方を行うことで全国で解体工事を請け負うことを可能にしているのです。
結局のところ、解体工事しているのは「地域に密着した解体業者」ということです。
こうした業者の特徴として、ホームページに書いてある工事業者の対応と、実際の解体工事を行う業者の対応が違っていることが挙げられます。
例えば、ホームページに要望を書いたのに下請け業者にうまく伝わらず、コミュニケーションが不十分なままで解体工事を始めてしまうことがあります。
コミュニケーション不足であったがために残しておきたかった大切な記念樹を切られてトラブルになってしまったケースも良く聞くトラブルです。
一方で地域密着型の解体業者は、下請けに解体を依頼せずに自社で解体工事を施工してもらえるためコミュニケーションが不足することが少なく、お客様の要望通り忠実に解体作業をしてもらえる場合がほとんどです。
このような理由から、「全国どこでも解体工事を請け負っている業者」ではなく「地域に密着した解体業者」を選ぶべきなのです。
●工事内容と値段のバランスが取れた業者
他に解体工事業者を選ぶときに考えるべきことは、「工事内容と値段のバランスが取れた業者を選ぶ」ことです。
解体工事業者の中には金額がかなり安く設定されている解体業者がいます。
しかし解体工事の費用が安いのには安い理由が必ず存在します。
では、「激安」をセールスポイントにしている解体業者はなぜ費用を「激安」にできているのでしょうか?
主な理由として、「工事内容が少ない」ことが挙げられます。
見積書を見ていただければわかると思いますが、激安の解体工事業者は、工事内容が少なかったり、数量が不足している場合があります。
たとえば、近隣対策の為の養生シートを例にあげると、建物の外周35メートルを高さ7メートルで囲うためには35m×7m=245(m2)のシート掛け面積が必要になりますが激安の解体工事業者の見積書を見てみると200(m2)となっていたりします。
とうぜんですが養生シートを掛ける数量が不足していれば解体した廃棄物が飛散してしまったり、ホコリ等の粉塵も防ぐことができないでしょう。
本当に最低限の内容のみを見積としているため費用が安く済んでいるがほとんどです。
このような業者は往々にして見積に入ってないものがあったからと言って追加の工事金を請求してくることがあるのです。
解体工事では工事の性質上、防音シートを使って家全体を覆ったとしても完璧ではなくどうしても近隣住民に工事の音が響き渡ってしまいます。解体工事をする前に解体業者が近隣の方々に丁寧に挨拶回りをして、あらかじめ工事することに対して理解をしてもらってから工事を始めます。
それに対して「激安」をうたう解体業者の場合はこれらを行わなかったりして近隣住民への配慮が不足している場合があるため、近隣住民からの苦情に繋がりやすくなるのです。
建物を壊すだけですので工事の金額を安く済ませるに越したことはありませんが、安い金額で発注した工事はトラブルの工事に直結しやすくなりますのであまり安価な工事は避けなければなりません。
見積書が届いたら依頼時にお願いした内容が盛り込まれているか、数量に不足はないかをしっかり確認しましょう。
近隣トラブルは解体業者の施工だけの責任ではなく、みなさんの発注者としての意識を少し変えるでもストレスなくスムーズに解体工事が進められると思います。
まとめ
如何だったでしょうか?
上記で説明したように「地域に密着した近隣への配慮をしっかりとしている」解体業者に依頼して、トラブルもなく解体工事を終えられるようにしましょう。
そのためには解体工事を依頼する業者は自社で責任施工していてる「地域に密着した解体業者」を選ぶことが重要です。
また、解体業者から提出された見積の内容や数量を確認して、依頼した通りの内容になっているか?
不足している内容はないか? をしっかり確認してください。
けして安い工事が良い工事ではありません。
発注されるみなさんの意識を変えるだけで、質の良い工事業者を見極めることが出来ます。
トラブルのない安全で安心な解体工事が手に入れられることを願っています。
参考になれば幸いです。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。