お家の処分を自分自身が経験する方は、そんなに多くありません。
そのため、いざ自分がその立場になったとき、どうして良いのかわかりません。
また、まわりにも経験のある人がいないので、聞きたくても聞ける人がいないという状態になりがちです。
その結果、ネットでササッと調べて頼んでしまう。
処分する家がある近くの「工事してくれそう」なところに頼む。
面倒だからと不動産屋さんにまとめてお願いする。
こんな方がいらっしゃいます。でも、、、
何も知らないまま家の処分を行うと、実は失敗してしまうこともあります。
そして、数ヶ月後に気づく方が多いのですが「たくさん払いすぎてない?」という事実を知る場合もあります。
ということで、こんな経験をあなたにしてもらいたくはありません。
今回は、解体工事専門の石井商事が、家の処分で失敗して損しない方法をお伝えしていきます。
目次
1: 家の処分が必要となる理由
まず、お家の処分が必要となる理由を見ておきましょう。
- 家を建て替えるため
- 実家の処分(空き家対策)
- 実家を相続したので新築に
- 駐車場や賃貸物件にして資産化する
このような理由があります。
そして、これらの理由に共通していることはというと、どれも処分した後、気持ちよく使えることや売れることが大事です。
処分するとき、隣近所とモメたところを買いたい人はいません。
モメたところに新しい家を建てて住むのはストレスです。
駐車場や賃貸物件にすると、
- 夜にエンジンの音がうるさい
- 室外機の音が迷惑
- 生活音で眠れない
などなど、ご近所からあれこれクレームが届くかもしれません。
このようなことに遭遇したくはありません。
ですから処分した後のことを少しでも考えると、家の処分はただ壊してしまえばOKというものではないということなんです。
処分するということは、何らかの形で使う、またはお金に換えるということです。
気持ちよく使えるように、お金に換えられるように細心の注意をし、ご近所へ、処分した土地へ配慮することが重要なのです。
2: 家を処分する方法とは
家を処分する方法には、大きく分けて3つあります。
(1)不動産会社へ相談する
家を処分し更地にして売却したい場合、不動産会社へ相談されると思います。
そうすると、相談と一緒に家の解体工事も頼まれる方がいらっしゃいます。
地域密着型の不動産会社さんなら、口コミの評判も気にされていると思いますので、無茶な解体工事費用を提示されることは少ないと思います。
でも、念のために2~3社の不動産会社へ相談し、解体工事の見積もりをもらうようにしてください。
1社だけでは相場なのかどうか判断できませんので、2~3社からもらうことが大切です。
(2)住宅会社へ相談する
家を処分して新しく住宅を作る場合、住宅を設計施工される会社へ相談されることでしょう。
この場合のメリットは、解体工事のスケジュールや段取りをすべて住宅会社が窓口になり、あなたに代わってやりとりしてくれることです。
忙しい方には大変うれしいメリットです。
反面デメリットもあります。
住宅会社さんの解体工事は、外部の解体工事業者へ依頼されています。
例えば、石井商事と同じような解体工事専門の業者です。
ここで注意しておくべきことは、住宅会社から外部の業者へ依頼するときには「手数料」というものが、解体工費用に上乗せされているということです。
例えば、解体工事費が70万円だった場合、手数料に10万~20万円が上乗せされたとすると、あなたへの解体工事の請求額は80万~90万円になるということです。
手数料の分、あなたの時間が出来たとも言えますが、この仕組みは理解しておいていただきたいところです。
(3)解体工事専門業者へ相談する
石井商事のような解体工事専門業者へ相談される方法もあります。
この場合、処分した後の工事との兼ね合いやスケジュールを、あなたが調整することになります。
これはデメリットと言えます。
ただ専門的な話も出てきますので、石井商事の場合ですとご相談いただければ相手の業者さんとお話させていただいています。
続いてメリットはというと、
- 解体工事費用が安くなる場合が多い
先ほどの手数料が上乗せされていませんから、当然ですが安くなることが多いです。
- 解体工事の仕上がりが違う
解体工事の専門業者が行いますので、次の活用方法を見越した更地に仕上がります。
廃材や釘などが土の中に埋まったままというようなことはありません。
野菜などが作れるくらい、キレイでやさしい土地に変身します。
3: 解体工事で注意するポイント
続いて解体工事で注意するポイントとお伝えします。
最近は解体工事業者と言いながらも、少し大きな機械を持っているから、どこかからレンタルできるから、そんな理由で経験の少ない別業種の会社が解体工事を請け負っていることもあります。
こういったところに依頼してしまうと、次のようなトラブルが起こりやすく、後々までご近所との関係性を悪化させてしまうこともあります。
(1)防音と振動対策
どんなに対策してもゼロにはできません。
でも、可能な限りゼロに近づけるように努めています。
でも、大雑把なところや経験の少ないところですと、気にせず工事をしてしまうことがあります。
そして、そういった工事をするところに限って、ご近所への挨拶や説明が不足していることが多いためトラブルになることがあります。
あなたが注意するべきことは、
- 防音対策はどうするのか
- 振動対策はどうするのか
- ご近所への挨拶や説明
この3点を業者へ必ず確認し、実際に行われているかチェックしましょう。
(2)ご近所への養生
家の解体工事が原因で、ご近所の家にヒビが入ると困ります。
また、工事中に何らかの原因でケガをする人が出ると困ります。
どちらも安心できる養生や対策が行われるのかをチェックしましょう。
また、万が一の場合に備え、業者が保険に入っているのかも確認しておくと安心です。
(3)産業廃棄物の取り扱い
悪質な業者の場合、解体工事で出てきた廃棄物(産業廃棄物)を、不法投棄することがあります。
これ、見つかると「あなた」に警察から連絡がきます。
場合によっては事情聴取などが行われることもあります。
こんなトラブル、巻き込まれたくないですよね。
そこで「マニフェスト」と呼ばれる、産業廃棄物の管理をする許可証を業者が持っているのかどうか確認しておきましょう。
4: 気になる解体工事費用の出し方
それでは、誰もが気になる解体工事の費用です。
これですが「○○万円です」と言えないんです。
というのも、解体工事は大きく分けて次の3つのポイントから費用を算出するからです。
(1)家の大きさや坪数
(2)工事費用と人件費
(3)廃棄物の処理費用
家の大きさや坪数は、外から見ればおおよそわかります。
工事費用と人件費は、処分する家が立っている場所などにも影響します。
大きな機械が入れないところですと、壊すのも、壊した廃材を運ぶのも人力になりますので費用が高くなります。
廃棄物は、お家の外と内にどれだけの荷物があるのかで決まります。
運び出せないようなものは仕方ありませんが、布団や小さなものまで廃棄物として置いてあると、どんどん処理費用が必要になっていきます。
5: ちょっとでも節約するには
3つの解体工事費用をお伝えしました。
この中の3つ目「廃棄物の処理」、ここをご自身で行われると解体工事費全体を節約することになります。
自治体のルールに沿って、運び出せるものは焼却施設などへ持ち込む。
廃品回収業者を呼んで持って行ってもらう。
時間があればリサイクルなどに出すということも可能です。
冷蔵庫や大きなタンスなどは難しいと思いますが、自分たちで持てるものは出来るだけ解体工事までに処分されるのがおすすめです。
6: 解体工事後に気をつけてほしいこと
建っていた家がなくなったとき、気をつけてもらいたいのが「固定資産税」です。
住宅のない土地は、いくらか固定資産税がアップします。
どれくらい上がるのかは税金の専門家である税理士さんに相談されるのが一番ですが、更地にして放っておくと、後からびっくりすることもあります。
意外に忘れている部分ですので、気をつけておいてください。
7: まとめ
お家の処分で失敗しない、損しない方法をお伝えしました。
最初にも話しましたが、家の解体を何度も経験する方は多くありませんので、相場も含めて大変わかりにくいと思います。
そんな隙間を付いた悪徳な業者が「激安」を謳っていることもありますので、費用面だけで判断しないようにしてもらいたいです。
家の処分は、処分した後のことまで考えておくことが大切です。
ぜひ、後々までストレスなく、気持ちよく使えるように処分をしてもらいたいと思います。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。