東京都町田市つくし野で行いました、木造瓦葺2階建住宅の解体工事の施工事例となります。
この現場は、道路面より2.5mほど高いところに建っている物件です。
町田市つくし野と言うと、音楽グループの「ZARD」でボーカルをされていた、坂井泉水さんのお住まいがあったところですよね。
たしか、東急つくし野駅の駅舎から200mくらいのところだったと思います。
解体用のシート養生
屋根の棟高の高さまで、単管パイプでシート枠を組み上げ、シートを張りの養生をいたしました。
道路側にも3.6mほど折り返して、枠組の強度と飛散防止を考えて施工しています。
逆側も同じように折り返しをもうけました。
手作業で内装材の解体を行いました
内装材に使われておりました石膏ボード、建具類、畳などをすべて取り払うと、このような状態になります。
以前は、解体業者によって工法がまちまちでしたが、建設リサイクル法が施行されてからは、「建築設備及び内装材等の取り外し」をしなさいと、法律内に工法が明記されているため、現在では、すべての解体工事において、手作業で内装を撤去するようになっています。
「取り外し」という意味が、手で外すことを意味しているのですね。
大型重機で解体します
今回は、一般住宅の解体工事では、あまり使うことのない大型の重機、20トン級の登場です。
先にも書きましたが、道路より2.5mほど高いところに建ててあるため、ふつうに考えると、手壊し解体となってしまう条件なのですが、それでは解体費が高くなってしまいます。
なんとか安く工事を提供できないかと、無い知恵を絞って考えてみた結果、現場まえの道路が広いこと、交通量が少ないことを確認、警察署へ道路使用許可を申請し、車両通行止めの許可を取得することにしたのです。
その申請により、道路から直接解体することができるので、高く遠くまで届く大型の重機を使うことにしたのです。
このように、高く、遠くまで届きますので、高台でも普通に重機解体することが可能になり、手壊し解体に比べると、解体工事費を抑えることができました。
お客様からは、「他の解体業者さんより100万円も安かったよ」と喜んで頂きました。
もちろん、常に安全第一を考えて、解体工法を選定していますが、どうやったら安く出来るかも、考えて工事の計画を立てる必要があると思っています。
「安全だから高いです」では、ダメなんだと思います。
道路面から重機で解体し、壊した廃材を利用して坂道(スロープ)を作って、自力で重機が登っていくのです。
4日目には、このように基礎コンクリートだけの状態まで進めることができました。
打ち合わせ通りに切断、解体をしました
打ち合わせ時に、建設会社の監督さんと決めた撤去箇所に缶スプーレーで印をつけてあります。
外構塀を新設するので、「細部の取り合いは作るときにするので」、だいたいこんな感じで切断して下さいと依頼されておりました。
こちらが、切断後の状況となります。
私たち、真面目なんでしょうか?
だいたいが出来なくて、指示通りにきっちりと切断させてもらいました。笑
整地とブルーシート養生をして完了となりました
宅地の整地状況です。
重機を降ろすまえに丁寧に整地・転圧をします。
こちら側にも、土砂が崩れないようにブルーシートで覆いました。
すべての作業が完了し、道路をきれいに水洗いさせていただきました。
近隣の皆様には工事中、車両の通行止めや大型重機のエンジン音など、大変ご迷惑をお掛けいたしました。
皆様のご協力で無事に解体工事が完了いたしました。
改めてお礼申し上げます。
ありがとう御座いました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。