解体工事の施工事例
神奈川県の川崎市幸区で行った解体工事の施工事例であります。
解体対象の建物は、重量鉄骨造陸屋根2階建住宅でした。
まずは単管パイプで枠組をつくり屋根の上までしっかり養生シートで囲います。
解体工事ではメッシュタイプのシートではなく、白色ゃ灰色の防炎性の高いシートを使うようにしています。
メッシュタイプのシートは軽くて取り扱いがしやすいメリットがあるのですが、近隣のみなさま方は、ほこりがメッシュの隙間をぬけてしまうように感じるようです。
弊社でも近隣の方から「白いシート」を使ってほしいと言われたことがありました。
鉄骨の解体工事では、内装の仕上げ材(断熱材や石膏ボード)だけにとどまらず、下地に使われている木材も手作業ですべてを取り除きます。
木材を取り除かなくても解体作業は可能ですが、鉄骨をガスバーナーで溶断するとガスの火が飛び散ります。石井商事では安全のため木材もあわせてすべての内装を撤去してから作業するように徹底しています。
安全の為のひと手間もおしみません。
このような状態になるまで徹底的に内装を撤去するのです。
これなら引火の可能性はゼロですので安心ですね。
内装をすべて取り除いてから重機作業に取りかかれば廃棄物の分別が容易になりますし、ガス溶断時の引火も防げことができるのです。
上から順番に、重機による圧力切断とガス溶断を繰り返しながら解体作業がすすみます。
2階部分の撤去が終わると養生シートの組み替えを行います。
1階まわりの柱を残しておきますと柱に控えが取れるので養生を張った状態にしておけます。
この状態でコンクリート破片などを取り除くようにしますと、粉塵対策となるんですね。
少しでも、近隣にホコリなどの影響が出ないようにするための工夫であります。
重量鉄骨の基礎は、一般的な木造住宅の基礎に比べると約3倍くらい大きさがあります。
鉄骨の柱の下には大きな基礎があり、柱と柱の間には地中梁(ちちゅうばり)と呼ばれるコンクリート基礎でつながっているんですよ。
掘り起こしてみますとこんな感じです。
結構頑丈な基礎ですね。
ここの現場は地盤があまり良くないようで、60センチ程度掘ったところで水が沸いてきました。
2~3m程度の長さに小分け切断してから掘りだし、小割機というアタッチメントでコンクリートと鉄筋を分けていきます。
今回の解体工事の規模は延べ床面積で約45坪の重量鉄骨造でした。
道路が狭まかったため、使用重機は7トン級を自走搬入いたしました。使用車両は2トン車以上は不可の規制が掛かっている道路でした。
工事に掛かった日数は21日間、延べ作業員数67人でした。
大きい基礎でしたので、地中に潜っている部分の基礎コンクリートを取り除いてしまうと、宅盤が下がってしまうかと心配していましたが、整地してみますとちょうど良い高さでの仕上がりました。
いつものように工事で汚れた道路を徹底的に水洗いしましてすべての作業が完了となります。
ご近所のみなさまには今回の解体工事に際し、御迷惑をお掛け致しました。
また、工事に際し、ご理解・ご協力をいただきましたことにお礼申し上げます。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。