今回ご紹介するのは、大和市中央林間の解体現場です。
こちらの現場はご覧の通り、旗竿地(はたざおち)になります。
細い私道の先に広く敷地が広がっているつくりの土地のこと
旗竿地の特徴の一つに、お隣との距離が至近であるということが挙げられます。
足場を組む際は、いつも以上に隣家の屋根や外壁、庭木などを傷めないように慎重に作業をする必要がありますね。
少し逆光で見づらいですが、しっかりと養生シートを張ることができました。
つづいて、屋根材の撤去と建物内部の解体作業へ。
作業前の屋根はこんな感じです。一枚ずつ人力で丁寧に剥がしていきます。
こちらがアフターです。ここまで綺麗になりました。
内装材撤去の様子です。
壁材を取り除いて、内側から出てきた断熱材は一枚ずつ剥いでいきます。
いよいよここから、重機を入れて建物全体の解体作業に入ります。
「え?旗竿地なのに重機が入るの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
旗竿地のいわゆる「通路」にあたる部分は、接道義務である最小の2mである事が多く、大きな重機を敷地内に入れることは出来ません。
通常、解体工事で重機が使えないとなった場合は、全て手壊しでの作業となるため、その分金額は高く、工期は長くかかってしまうというデメリットが生まれてしまいます。
もちろんこうした狭い現場に対応できる重機を揃えている解体業者であれば、重機を使って作業をすることもできますが、購入価格が高値であるなど様々な理由により、すべての業者さんが所有しているわけではありません。
石井商事では、旗竿地でも対応できる小さめの重機を所有しておりますので、今回はそちらを使用いたしました。
大きさは小さいですが、アームは二階建て住宅の解体をするのに十分な高さまで伸びてくれる優れものなんです。
それでは、実際の作業の様子を見てみましょう。
どうですか?しっかりと活躍してくれていますよね。
まずは少しだけ解体をし、重機が入るスペースを確保しました。
たっぷりと散水をして、ほこりが舞わないように細心の注意を払います。
二階部分の解体作業を終え、一階部分もそろそろ終盤に差し掛かってきたところです。
最後は、建物を支えてくれていた基礎の撤去をしていきます。
順調に進んでいた作業ですが、ここで地中から埋設物が出てきました。
埋められていたのは、写真の「浸透桝」。
浸透桝とは、雨といから流入する雨水を地中に浸透させるための桝のことで、大きさは直径800mmの深さ8,400mmほどありました。
お客様に状況をお伝えさせていただき、今回は埋め戻しをすることになりましたので、桝を取り除いた後の穴に再生砂を入れさせていただきました。
最後はしっかりと整地をして、無事に完了です。
こちらの解体工事は、着工から8日間で完工いたしました。
O様、この度は弊社にご用命いただきまして誠にありがとうございました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。