今回ご紹介するのは、横浜市青葉区市ヶ尾町の解体施工事例です。
市ヶ尾のあたりはファミリー層に人気というだけあって、のどかで落ち着いた雰囲気が魅力的なエリアです。
弊社で解体させていただいたのは、延床面積約104㎡・木造スレート葺2階建のこちらのお家です。
この写真だと分かりにくいですが、写真右(南)側から私道を入り、突きあたった右奥にある建物になります。
左側に映っている隣接の建物とは数十センチほどしか離れていないので、十分に注意して作業する必要がありました。
内装材を取り外し、積み込んでいきます。
建設リサイクル法のルールに基づいてその場で種別ごとに分ける必要があるため、このあたりは全て手作業になります。
細かく分別した廃棄物は、私どもで受入してくれる処分場へと運搬し、処分・リサイクルしてもらいます。
つづいて養生です。
隣家への影響を少しでも軽減させるには、粉塵の飛散や騒音・振動の抑止策をとることが大切です。
そのためにも、シートはたゆまないように隙間なく張るのが基本です。
こちらはスレート材の取り外しをしているところです。
こちらの現場には屋根材にレベル3のアスベストが含有しておりましたので飛散させないように作業範囲を湿潤化させてバラしていきました。
もちろん、作業スタッフは吸入しないように呼吸器保護具(防塵マスク)を着用しています。
このようにアスベストの使用が全面的に禁止となった2006年よりも前に建築されたお家には、今回のように含有している可能性が高いので、注意が必要です。
建物の取り壊しに入る前に、重機のスペースを確保するため、手前の門扉等を一部壊しておきました。
階段に関してはキャタピラで重機をのぼらせるために一旦そのままにしています。
無事に重機が入りましたので、ここからはどんどん壊していきます。
適宜様子を見ながら散水をして、粉塵が舞わないように気を付けて作業を行なっています。
今回は私道を使わせていただいているため、極力路面を傷めることがないよう、プラスチック製の敷板をタイヤの下に敷いて作業をしました。
敷板には路面の保護やタイヤによる泥汚れを防止する役割があるため、現場の状況によって使用することがあります。
こう見えて耐荷重は最大で120トン程度あり、車両だけでなく重機の重さにも対応できる優れものです。
残すは一階部分の撤去です。引き続き気を緩めることなく、丁寧に作業を続けます。
残った壁の一面は、手前にパタッと倒す「壁倒し」工法で終わらせました。
このままでは大小問わずたくさんの廃材が地面に散乱している状態ですので、すべて分別して綺麗に片付けていきます。
石井商事が目指すのは、【丁寧で安全な解体工事】。
現場は常に綺麗を保つことを意識し、最後の仕上がりまでこだわります。
基礎の撤去に入ります。
ここまで綺麗に掃除をして、小さなゴミすらも残っていない状態で作業に取り掛かれたら理想的です。
その他、撤去を希望されていた目隠しフェンスやブロック塀、樹木、階段などを取り除いていきます。
最後は整形・整地をして工事完了です。
法面部分は、土羽うちをして仕上げています。
いかがでしょうか。ゴミの混ざりのない綺麗な整地ができたと思います。
今回の工期は17日間でした。
近隣の皆様におかれましては、長い期間にわたり工事へのあたたかなご協力をいただきましてありがとうございました。
また、ご用命いただきましたS様、この度は誠にありがとうございました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。