「そろそろ解体工事をお願いしないとな…」
そんなことを考えながら色々と調べ始めたけど、実際どのような流れで進めるのか、何の手続きをしたらいいのか等、細かいことがイマイチ分からない…という方!
分からないことがあると不安に感じられるかと思いますが、安心してくださいね。
意外と最初の入り口は、皆さま似たような感じです。
そこで今回は、そんな解体初心者の皆さまの疑問を解決すべく、解体工事が始まるまでの流れや注意点、必要な手続きについて解説いたします。
実は、解体工事はそのすべてを業者に任せきりにすれば良いわけでもありません。
中にはお客さまご自身で行っていただく必要がある内容もありますので、そのあたりも含めてお話していきたいと思います。
この記事を読んで、初めての解体工事を滞りなく終えられるようにしていきましょう!
1. 大まかな解体工事までの流れ
まずは、解体工事がどのような流れで始まっていくのかを順を追って見ていきます。
業者探し(ご相談・お見積り)
工事希望時期が明確になったら、次の一歩は【業者を探すこと】。
恐らくこの記事にたどり着いた皆さまも、プロへ依頼することを前提に、ネットサーフィンやお知り合いからのご紹介、タウン誌などの情報を元にたどり着いてくださったのだと思います。
まずはどんな手段でも構いませんので、対象の建物がある地域で工事が出来る業者を探します。
そうして調べていくなかで気になる業者が見つかれば、解体工事を検討している旨を相談してみてください。
実はこの業者選びの段階が、解体工事においてなによりも大事だったりするんです。
ほぼ全ての方が、その解体業者の工事を実際に見たこともない状態で、決して安いとは言えない費用をかけて工事を依頼するわけですから、「安かろう・悪かろう」では困るわけです。
今の時代、電話やインターネットである程度の情報を伝えたり打ち込めば、工事の概算を知ることが容易にできてしまうこともありますし、格安最短!といった魅力的なワードを引っ提げて検索上位にヒットするサイトはたくさんあります。
ですが、しっかりとした業者に依頼したいのであれば、
- 現地に直接調査・見積もりをしに来てくれる
- 実績・経験が豊富である
この2つは最低でもクリアしている必要があります。
というのも、どのような工事になりそうか、いくらくらいかかるのか等は、経験豊富なプロの担当者が実際に伺って調査しないことには明言できかねてしまうからです。
もちろんインターネット上で完結できれば楽ですが、それではその業者がどんな業者なのかを知ることは難しいですし、工事についてもどこまで確認したうえで見積を出しているのかまったくわからないですよね。
解体工事を事故やトラブルなく円滑に終わらせるために大事なのが、コミュニケーション。
その部分を大事にしてくれる業者を探して、選ぶようにしましょう。業者の対応や工事に対する疑問がない状態で、皆さまがしっかりと納得できたときにはじめて契約に進んでいただければと思います。
工事の前にすべきこと3つ
- 不用品の片づけ
- 近隣の皆さまへ工事の事前挨拶
- ガスや電気の停止・撤去
このうち、オレンジで書いた不用品の片づけはお客様ご自身でやっていただきたいこと、緑で記載した事前挨拶とライフラインの停止・撤去については、業者・お客様でできることです。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
- 不用品の片づけ
これは言葉の通り、家具・家電等を含む生活不用品の処分のこと。
建物の中にものがある状態では、安全に解体作業を始めることができません。
そのため、工事が始まる前までに要らない生活用品は処分や売りに出すなどして、綺麗に片付けていただく必要があります。
コストを削減したいという方には、処分業者を出来るだけ使わずにご自身でやることをお勧めしています。
大きな家具や家電の片づけですので、想像される以上に時間や手間がかかる作業となります。
あとで慌てることのないよう、余裕をもって計画的に進めるようにしましょう。
- 近隣の皆さまへ工事の事前挨拶
解体工事はどんなに対策をしていても、騒音や振動が出てしまう工事です。
そんな工事の性質を踏まえたうえで、ぜひ考えてみてください。
工事について何も知らされずに、ある日突然近くで工事が始まって家が揺れたり音がしたらどう感じますか?
ほとんどの方が、決して良い気持ちはしないと思います。
だからこそ、工事の前までに近隣の方に解体工事を行う旨をお知らせし、しっかりとご挨拶しておく必要があります。
もちろんこの挨拶周りは、しっかりした業者であれば担当者もさせていただくものです。
石井商事でも、工事の10~3日前までに担当者が直接ご挨拶に伺っております。
ですが、「やってくれるならいいや」で済ませるのではなく、皆さまからもひと声あると更に良いと思います。
近隣の皆さまのご理解あっての解体工事ですので、トラブルに発展させないためにも事前の説明は非常に重要な過程と言えるでしょう。
- ガスや電気の停止・撤去
ライフラインの処理についても、ご質問いただくことがあります。
結論から申し上げますと、電気とガスは解体工事までに止めておく必要があり、水道はひとまずそのままで構いません。
この手続きはご自分でもできますし、業者が代わりにやってくれるというところもありますので、心配な方は業者に確認しておくことをおすすめします。
ご自分でやられるという場合は、オンラインまたはお手元にお持ちの請求書に書いてある連絡先などに電話をし、「解体工事を行なうので、撤去をして下さい」と伝えるようにしましょう。
その際に「止めて下さい」とだけ頼んでしまうと、ブレーカーを落としたりするだけのいわゆる【停止】状態となり、電線や配管がそのまま残ってしまうので、必ず解体したい旨を伝えてくださいね。
水道に関しては、解体業者が使用させていただくことがあるため、そのままでという業者が大半です。
ご不安な方は、念のため業者へ確認しておくと良いでしょう。
いずれの処理も時間がかかることを見込んで、取り壊しの2週間前までには申請を済ませておくと安心です。
2. 解体工事に必要な手続きとは
さて、ここまで解体工事が始まるまでの流れを見てきましたが、当然ながらその中で工事に関する手続きも必要となります。
万が一不備があれば、工事の開始時期に遅れが生じたり、場合によっては費用を支払ったりしなければならなかったりということがありますので、確実に行うようにしましょう。
手続きとして行う必要があるのは、工事の前後で大きく分けて2つあります。
解体工事を行うための手続き
延床面積が80平方メートルを超える住宅の解体をする場合には、建設リサイクル法に基づく工事の届け出を、着工の7日前までに地方自治体に提出する必要があります。
こちらは解体業者が代行して行うのが一般的ですが、元々は住宅の所有者に義務付けされているものですので、ご不安な方は業者に代行してもらえるのかどうか確認しておくと良いでしょう。
届け出を忘れて工事をしていた場合、行政による指導が入ったり、指示に従わない場合は罰金が課されてしまいます。
また、敷地が狭くて工事車両などで前面道路などを継続的に占有する可能性が見込まれる場合は、管轄の警察署へ道路使用許可の申請を行うことになります。
こちらは業者側に申請義務があるものですので、基本的にはお任せいただければ大丈夫です。
解体工事を行った後の届け出
解体工事が完了したら、それで終わりというわけではありません。
工事後には、【建物滅失登記】と言われる取り毀しにより建物がなくなったことを証明する申請を行なう必要があります。
こちらに関しては司法書士さんに頼むことも出来ますが、数万円ほど手数料が掛かってしまいます。
解体業者から滅失難しい手続きではありませんので、費用を抑えたいという方はお手間ではありますが、ご自身で法務局へ出向いて手続きをすることをお勧めしております。
石井商事では、初めてのお客様でも無理なく申請が出来るよう、必要書類と合わせて手続きのやり方をまとめた書類をお渡ししておりますので安心してくださいね。
おわりに
今回は、解体工事の始まる前までのおおまか流れや注意点、必要な諸手続きについてご紹介いたしました。
皆さまにとって、一生に一度あるかないかの解体工事です。
決して安いとは言えない費用をかけて行うわけですから適当に済ませるのではなく、しっかりとした業者を探すところから始め、トラブルによる追加費用などが生じることがないように必要な手続きも忘れずに行うようにしましょう。
皆さまが気持ちよく、そして何より不安なく解体工事を終えられるよう、石井商事では最後までしっかりとサポートさせていただきますので、お困りの方はどうぞ安心してご相談くださいね。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。