一戸建ての家の建て直しを考えたことはありませんか?
そろそろ30年、40年経ってくると、あちこち不具合も出てきます。
生活習慣が変化しているかもしれません。
気候の変化や災害が起こる頻度も気になるところでしょう。
そこで今回は、一戸建ての家の建て直しに関わることが多い、私たち解体工事業者である石井商事が、お家の建て直しに必要な費用やタイミングについてお伝えしていきたいと思います。
1: 家の建て直しで必要な費用とは
最初に、一戸建ての家を建て直す場合の流れを見ておきましょう。
(1)建て替えのプラン
あなたが家を建て替えるためのプランを決めましょう。
このとき、頼りになるのは、
- 今の家を建てた大工さん
- 今の家を設計してくれた設計士さん
- 近くの展示場で信頼できたハウスメーカーさん
このような人たちが第一候補になると思います。
(2)住宅ローン
ほとんどの場合、住宅ローンを使うことになるでしょう。
世帯主さんが銀行などで住宅ローンを申し込むことになります。
(3)いよいよ引っ越し
これ、意外に忘れがちなのですが建て替えをしている間は、仮住まいへ一旦引っ越しする必要があります。
今のお家の荷物を整理して、仮住まいへ運び入れる。
または、仮住まいで使わないものは、トランクルームをレンタルして入れておくと便利です。
最近では、引っ越し業者さんが自分のところでコンテナなどに荷物を預かってくれるサービスもありますから、こういうものを上手に使ってもらうといいでしょう。
(4)解体工事
いきなり建て直しすることはできません。
これまでのお家を解体して、土地の上をキレイにしないといけません。
地下に埋まっているものを掘り出したり、解体工事で出てきた廃材などをリサイクルとして廃棄したりします。
ただ家を取り壊して、出てきた廃材やゴミを適当な場所へ捨てることはできません。
勝手に捨てると、それは「不法投棄」という犯罪になります。
ですから、壊して土地をキレイにするために費用が必要となります。
(5)建て直し
土地がキレイになったところで、いよいよ建て直しが始まります。
基礎を作り、家を建て、外構(門や塀やカーポートなど)を仕上げていきます。
(6)建て直し完成
建て直しが完成しましたら、あなたに新しいお家が引き渡されます。
大きな流れとして、建て直しにはこのような流れがあります。
そして、この流れを見ていくとわかりますが、建て直しには
「家の建築費」
だけではなく、次の費用も考えておかないといけないのです。
- 解体工事の費用
- 仮住まいの家賃(最低、建て直し工事期間分)
- 仮住まいでの水道光熱費
- 仮住まいまでの引っ越し費用
- 仮住まいから新居への引っ越し費用
- 荷物が多い場合はトランクルームなどのレンタル費用
お持ちのものによりますが、お車をお持ちの場合ですと、一時的に駐車場を借りる費用も必要でしょう。
また、これも忘れがちなのですが、仮住まいの賃貸契約内容によっては、
- 礼金
- 敷金
- お部屋のクリーニング費用
こういう費用も必要となります。
これらの費用は、家の建築費と比べるとわずかな金額に思えますが、すべて合計すると簡単に100万円を超えることがほとんどです。
このような見えにくい部分のお金も計算に入れて、住宅ローンなどを検討してもらいたいと思います。
そうそう、仮住まいの場所によっては、電車などでの移動費も変わってきますから、一時的ですがジワジワと家計が圧迫されることも考えられます。
こういうところも前もって考えておかれると、建て直しのとき、気持ちに余裕が生まれると思います。
2: 家を建て直すタイミングは慎重に
家を建て直すときに必要となる費用についてお話しました。
次は、家を建て直すタイミングについて紹介していきます。
一般的に一戸建てのお家を建て直す場合、次のようなタイミングがあります。
(1)老朽化
お家そのものが老朽化し、地震などがくると怖い場合。
または、現実的に水回りに不具合が出てきたり、あちこち外壁にひび割れがおこったりという場合もあるでしょう。
少し強く雨が降ると、壁にシミが出てくるということもありますね。
このようにお家が老朽化している場合は、建て直しのタイミングだと言えます。
(2)家族の変化
家族構成が変化すると、これまで丁度いいと思っていた家の間取りが、急に不便に思えてきます。
新築で購入したときには、夫婦二人だったので、少し広すぎるように感じていた。
しばらくしてお子さんが生まれ、翌年にもう一人生まれると、家の間取りが丁度いい感じに。
それから5年、10年経過すると、お子さん二人が部屋を欲しがりだし、ちょっとこのままでは狭いかもと感じ始める。
こんなときは、一回目の建て直しタイミングです。
でも、ここを何とか乗り切り、お子さんも成人され独立されると、今度はまた夫婦二人になったので、間取りが広く感じる。
さらに、夫婦二人とも高齢になりつつあるため、ちょっとした段差などが不自由に感じる。
このときは、二回目の建て直しタイミングです。
また、あなたたちのご両親が高齢になられ、一緒に暮らすことになった場合も建て直しのタイミングと言えるでしょう。
もし、あなたが今のお家を建て直そうかどうか悩んでおられるなら、
- 今のお家が老朽かしているのか
- あなたのライフスタイルが変化しているのか
この2つを見つめてもらえると、今があなたの建て直しにぴったりなタイミングなのかどうかがわかります。
建て直しは、先ほどお話しましたように費用がそこそこ必要となります。
あなたにとってぴったりなタイミングを逃がさないようにしてください。
3: 家の建て直しで忘れちゃいけない助成金
一戸建ての家を建て直すとき、気にしている方が少ないのが助成金です。
助成金は市町村などの自治体限定で用意されるもの。
それも市町村の予算によって決まりますので、必ず毎年あるかどうかわかりません。
ですから、あなたが建て直しのタイミングだと感じられたときには、お住まいの自治体のホームページなどを見て、今年はどのような助成金があるのか検索してみてください。
助成金には受け取れる条件がありますし、申し込みが遅いと予算がなくなり受けられないこともあります。
ですから、年度末の3月末から4月にかけてしっかりチェックしておきたいところです。
助成金に関して、具体的にどのようなものがあるのかというと、例えば横浜市の場合
「建築物不燃化推進事業補助」
URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/bousaimachi/machihune/hojo/
と呼ばれている助成金があります。(2018年7月現在)
この助成金は、「燃えにくいまち・燃え広がらないまち」づくりを推進するためのものです。
もし、こういった助成金があなたの地域にもあれば、ぜひ申し込み条件を見て活用してもらいたいと思います。
4: まとめ
家の建て直しにはタイミングがあります。
また、建て直しには、家の建築費用以外に必要なお金があります。
こういった部分をしっかり見極め、助成金なども上手に活用してもらいたいと思います。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。