解体工事が必要になったとき、どこに頼んだらいいのかわからない。
これが普通だと思います。
だいたい解体工事を一生のうちに何度も行うという人は、住宅業者以外には多くありませんから。
そこで今回、解体工事専門の私たちが、安心確実な解体工事業者を選ぶポイントを紹介します。
ネットでいろいろと調べて探しておられるなら、参考にしてください。
目次
1: 解体工事を費用だけで選んではいけない理由
ネットで解体工事を検索すると、
- 激安
- 格安
という宣伝文句の業者が見つかるでしょう。
どうしても解体工事は「建物がなくなるもの」の工事ですから、できるだけ安く納めたいというのが本音だと思います。
しかし、ここで「あまりにも安い」というところを選ぶと、思いも寄らないトラブルに巻き込まれることがあります。
例えば、
- 解体工事が始まってから、追加請求される
- 解体したものを不法投棄していて、あなたが呼び出される
- 近隣住人とトラブルになる
こんなことが考えられます。
どれも起こると「面倒なこと」ですよね。
気持ちよく解体工事を終わらせたいですよね。
必ずしも「安い=トラブル」とは言いませんが、その可能性は高いということを覚えておいてください。
どうしても「激安」「格安」という宣伝に引き寄せられると、一緒にトラブルも引き寄せがちになります。
これは解体工事に限らずですよね。
高すぎる費用は論外ですから、2社、3社から見積もりを取って検討しましょう。
そして安すぎるときは、丁寧に「なぜ安いのか」を聞いて書面に理由を残しましょう。
2: どうやって選べばいいのでしょうか
先ほど少し出てきましたが、解体工事を依頼するときには、見積もりを取ることになります。
どれくらいの費用が必要なのかを知るためですね。
で、見積もりを取るときなんですが、業者と立ち会うことが必要になります。
立ち会わない場合でも見積もりをしてくれることもありますが、可能なら立ち会う方が安心です。
また、立ち会うことで、どんな業者なのかもわかりますし、細かなことも質問できます。
そして、見積もりは1社だけにしないこと。
2社、3社から見積もりを取って比較することは大切です。
ホームページを見て、安いからと電話して決める。
これはなかなか危険ですから、比較することを忘れないでください。
3: 悪い解体業者の場合に起こるトラブルとは
これも先ほど少しふれました。
悪い解体業者の場合、次のようなトラブルが起きます。
(1)廃棄物を不法投棄
山に捨てたり、許可のないゴミ捨て場に捨てる。
このようなことをする業者もあります。
そして、こんなことを起こると、解体工事を依頼したあなたが罰せられることもありますから、とんだ災難が降りかかってくるわけです。
誠実な解体工事業者なら「マニフェスト」と呼ばれる「廃棄物処理の証明書」を発行してくれます。
もし「マニフェスト」を出してくれない業者なら、トラブルのタネを含んでいる可能性が高いです。
(2)追加請求
見積もりしたのに、工事が始まると説明もなく
「別料金が必要でしたので」と言って請求してくるパターンです。
確かに見積もり後、解体工事に入り、予想外なものが地中から出てくるということもあります。
その場合は追加請求になることがありますが、必ず誠実な業者は説明を行います。
だまって工事を進めることはありません。
さらに、だまって事後報告で追加請求することもありません。
(3)下請けに丸投げ
トラブルが起こり問い合わせると、工事をしていたのは依頼した業者の下請けだった。
だから工事をした下請けの責任にし、トラブルも放ったらかしという、最悪な状態になることもあります。
こうなると、業者は誰も責任をとりません。
こんなことが起こらないためにも、誠実で自分の会社で解体工事を行っている専門の業者を選んでください。
(4)隣の家に損害が
万が一のために業者が「損害賠償保険」に入っているところを選びましょう。
4: 繁忙期を避けると費用が低く抑えられることも
解体工事にも「繁忙期」があります。
ですから繁忙期を外して、少し暇な時期に頼んでみてください。
そして解体工事を行う2~3ヶ月前に見積もりなどを行い、解体工事の期間を広めに設定して、工事業者の費用が低くなるときに工事を行うように交渉してみるのもポイントです。
全体的に解体工事は「ゆとり」を持っておきたいですね。
5: 解体工事の流れを紹介
それでは、解体工事が初めてのあなたへ、簡単に流れを紹介しておきます。
- 解体工事業者を見つけましょう。2~3社選ぶことを忘れずに。
- 見積もりをします。現地調査から見積もりをします。
- 見積もりや対応を比較して解体工事業者を選びます。
- 解体工事を行うご近所へ挨拶します。
- 工事をする建物の「電気、ガス、水道」などの契約を解除します。
- 解体工事が行われます。
- 工事後、現地の確認をお願いします。
- 建物滅失登記を行います。ご自身でもできますし、司法書士に依頼することもできます。
6: まとめ
解体工事は「初めての経験」だという人がほとんどです。
何をどうやればいいのかわからない、それが当たり前です。
だから費用を基準にして「激安」「格安」を選んでしまう方も多いのですが、安いのには理由があります。
今回お話しました理由やトラブルのタネが潜んでいることも多いので、安さ重視で選ばれる場合は気をつけてください。
契約し工事が始まったら、引き返すことはできません。
悪徳業者はあの手この手で追加請求をしてきます。
また、ご近所との関係が壊われる原因にもなりえます。
お金で解決できないトラブルは、人生の中でもっとも困ることですし、いつまでも気にかかる原因になるでしょう。
ですから、解体工事業者を選ばれるときには「費用重視」ではなく、誠実にきちんとした工事をするのかどうか。
今回お話しましたポイントを参考にし、比較検討してください。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。