解体工事の施工事例
それにしても、9月の長雨には参りましたね。
わたしの感覚では、丸一ヶ月間ず~っと雨が降り続いていたように記憶しています。
よく、解体工事は雨が降るとほこりがしなくなるので、解体業者は仕事がはかどって喜ぶなんて聞くことがあります。
それは本当なんでしょうか?
はい、それは真っ赤ウソです。
やはり、雨が降りますと、足元・手元はすべりやすくなりますし、雨具を着れば動きが妨げられてしまいます。
外回りの高所作業では特に気を使って作業を進めていかなくてはなりません。
下の写真は、養生を組み上げた後、雨の合間をぬって、屋根スレートの撤去を行ったところです。
熟練の職人さんでも足元がすべりやすく、とても危険な作業になるんですよ。
石綿の撤去は、特に丁寧に安全作業
いっぱん的には、住宅の更新時期をむかえると言われる築35年程度の建物にはコロニアルとかカラーベストと呼ばれている彩色石綿スレート板が多く使用されています。
むかしながらの瓦屋根より軽量で施工性が良いことから多く取り入れられたのだと思います。
実はこのスレート板には、人体に悪影響があるアスベスト(石綿)が練りこまれているのです。
原型を崩さなければ安定していて、飛散する心配はありませんが、丁寧に剥がしても、割れや折れ・欠けがでます。
作業者が石綿によって、ばく露しないように湿潤化しながら丁寧に撤去していきます。
石井商事では、フレコンパックの内側に0.15ミリの厚手のビニール袋を入れて、2重の梱包にすることによって徹底した飛散防止の処置をしております。
いよいよ重機での解体作業です!
内装の撤去後は重機を使っての解体作業となります。
写真に写っている重機は小型ですが、高所まで届くようにロングアーム(腕が長い)仕様になっているので2階の屋根までもラクラク届くことができる優れものです。
これらは、東京都大田区雪谷大塚の木造スレート葺2階建住宅の解体工事のようすです。
このように、木くずだけを分別して専門の処理施設に搬入するのです。
搬入された木くずは、下の写真にあるように細かくチップ状に破砕され再利用されます。
他の廃棄物と混ぜずに分別することによってリサイクル率の高い環境にやさしい解体工事が出来るのですね。
基礎コンクリートの撤去を終え、車庫部分の土間コンクリートを剥がしていたら、こんなに立派(分厚い)な土間コンクリートでした。
床の下からはプラスチック製の収納ケースが出てきました。
大型の収納はとても便利だったでしょうね。
雨の中でも、丁寧に仕上げる解体工事はいかがでしたか?
すみずみまで丁寧に整地し、立ち入り禁止の養生テープを張り、解体作業は完了となります。
雨が降り続く中での作業となりましたが、綺麗に仕上がりました。
側溝やL字溝も道路同様に水あらいし、工事中の汚れをおとし、すべての工事が終わりです。
環境にも近隣のみなさまにも考慮した解体工事。
長年の経験による洗練された技術でスピーディーな工事は見ていても、すがすがしい流れるような作業です。
ぜひ皆様もご体験ください。
ご近所のみなさまには御迷惑をお掛けいたしました。
また、工事に対し、ご理解・ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。