今回ご紹介する解体現場は、横浜市西区にある築50年の木造2階建住宅(延床面積59.61㎡)です。
長年借家として使われていた建物を解体して今後は駐車場等に変えて活用するご計画とのことで、この度お声がけいただきました。
余談ですが、横浜市では延床面積が80㎡未満の建物であっても建設リサイクル法に係る届け出(市条例)が必要になります。
そのため、今回も法律に則って事前に届け出を済ませてから着手しております。
それでは、さっそく作業を見ていただきましょう。
初日は、足場の組み立てから始まります。
養生をする際のポイントは、ズバリ!隙間をつくらないこと。
当然ですが、シートに穴が開いていたり張り方が甘かったりすると、あっという間に隙間ができて、そこから粉塵などが舞ってしまったりするので、気を付けなければなりません。
どうでしょうか、しっかりと隙間なく張れていますね。
一見すると大したことがないように思われるかもしれませんが、実は養生を丁寧に行うことでトラブルを未然に防げるため、下準備としてとても大切な工程なんです。
2日目は、建物内部と屋根材の撤去をします。
お客様には事前に生活残置物(いわゆる家具・家電や建物内外を問わず置いてある私物等)の撤去をお願いしておりますので、中には何も残っていない状態です。
そのため、内部で行う作業としては、内装材や窓を取り外したりするのが主な内容となります。
屋根材には亜鉛鍍金鋼板が使われていましたので、手始めにバール等を使って剥がしとりました。
亜鉛鍍金鋼板と聞くと何のことか分かりにくいかもしれませんが、いわゆる「トタン」のことです。
本来であればここから重機が入っていくのですが、今回は道路側に電線があることから、アームをひっかけてしまわないように二階部分の手前側のみ先行して手壊しで解体しました。
ここまできたら、ようやく重機の出番です。
スペースを確保するために、まずは手前側(1階部分)から作業をしています。
こちらは道路に面した箇所になりますので、粉塵が舞わないようにしっかりと水を撒いて湿らせながら進めていきました。
重機が無事に敷地内へ入りましたので、ここからは通常通りに上屋をすべて壊していきます。
重機の作業範囲外の場所では、同時進行で適宜掃除が行われています。
解体をすることで出る細かいゴミをかき集めて、土に余計なゴミがまざっていない綺麗な状態を保つようにするためです。
基礎の撤去の日は、生憎のお天気となりました。
時々ご質問をいただきますが、雨天でもよほどの悪天候でない限りは作業は行ないます。
土間の撤去は、コンクリートをはつらなければなりませんので手作業で進めます。
いよいよ、最後の仕上げ。
足場をはずした後に、整地のため宅地全体を重機で転圧をした状態です。
もちろんこれだけではキャタピラの痕が残ってしまっていて、けっして綺麗とは言えませんので、ここから均して整えていきます。
仕上げ方にはいくつかやり方がありますが、今回は廃材を活かした均しと鍬での均しの2つの方法で綺麗にしました。
最後にお施主様がお住まいの母屋との境目にはオレンジのメッシュシートを、そのほかの2面にトラロープを張って無事に完工いたしました。
こちらの工期は、6日間でした。
近隣にお住まいの皆様のあたたかいご理解・ご協力もあり、今回もトラブルや事故もなく無事に終えることができて安堵しております。
ご依頼いただきましたI様、この度はご用命誠にありがとうございました。













とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。