今回ご紹介するのは、藤沢市辻堂太平台の木造スレート葺住宅の解体現場です。
足場組みの前準備の様子です。
弊社では安全対策の一環として、高所作業前に必要な装備品をきちんと身に着けているかを指さし・声出しで確認するだけでなく、写真を撮って記録しています。
現場スタッフが事故なく安全に作業を行なうためにも必要不可欠な準備ですね。
インパクトレンチでしっかりと締めながら、単管パイプを組み上げていきます。
足場を組み終わったら、今後の作業で発生する埃や騒音を抑えるために養生シートを張る工程に入ります。
続いて、建物内部の作業にうつります。
壁を壊して中の断熱材まで綺麗に取り外したり、窓ガラスなどもこのタイミングで撤去していきます。
建設リサイクル法では『分別解体』が原則とされていますので、これらはすべて手作業で行い、その場で素材ごとに分別します。
アスベスト含有の屋根材の撤去時は、防塵マスクを身に着けて湿潤化しながら作業をします。
スレートというのは、一般的に天然スレートと化粧スレートの2つに分けられます。
そのうち、化粧スレートはアスベストを含んだものとそうでないもので分類されますが、今回のようにアスベストが含まれていた場合はしっかりと対策をしなければなりません。
綺麗に剥がしとることが出来ました。
さて、続いて重機を使って建物の解体をしていきます。
道路と宅盤に高低差がある現場でしたので、重機の搬入のためラフタークレーンでの吊り上げを行ないました。
youtubeにもその様子をあげておりますのでよろしければ合わせてご覧ください。
2階部分の解体・撤去を終えましたので、ここからは1階部分の解体に取り掛かります。
上物の撤去が終わり、基礎が見えてきました。
さっそく撤去!といきたいところですが、その前に廃材や細かなゴミをしっかりと取り除く作業から始めます。
余計なゴミや廃材がすべて取り除かれ、とても綺麗な状態になりました。
石井商事では、細かなゴミを極力残さないために清掃作業は徹底して行うよう指導しています。
基礎を粉砕している様子です。
鉄筋を含んだコンクリート塊は、細かく砕いて鉄筋としっかりと分別します。
事前に伺っておりました鋼管杭が出てきました。
今回はすべて撤去ではなく設計GL-500で切断撤去するようにと、この後の建設業者さんより指示を受けています。
合計で27本でした。
施工計画に基づいて、樹木の伐根・撤去も行います。
【残し】となった階段と門扉は、概ね作業が終わった時点でしっかりと拭きあげて綺麗にしておきます。
最後の仕上げに向けて、重機で転圧を行ないました。
そのままの状態ですとキャタピラの痕が残ってしまっていて綺麗ではないので、転圧後は熊手でデコボコを均します。
最後に、全ての作業を終えて役目を果たしてくれた重機をラフターで下ろします。
こちらの現場は、13日間で完工いたしました。
近隣の皆様には期間中、大変ご迷惑をおかけいたしました。
工事への温かなご理解とご協力を誠にありがとうございました。
とてもありがたいことに、現在でも6社のハウスメーカーさんとお取引があり多くの現場をまかせていただいております。
ハウスメーカーさんの厳しい施工基準に対応するという経験値も積んでいるので、サービスの質や技術には自信があります!
解体工事をお考えなら、ぜひ安心してお問い合わせください。