井戸の埋め戻しの方法とその費用は?

 

「井戸は埋めてはいけない」と言われることがあります。

 

その理由にも諸般あるようですが、そもそも水はすべての生物の命の源であり、その水源を埋めてしまう行為は、罰当たりなことだとされていたのです。

 

地域による違いはあるにせよ、現在は井戸水に変わって水道水を生活用水に使うご家庭が大半ではないでしょうか。

 

今は使っていない井戸が放置されていて、人が落ちたりしたら危険なので、建て替えのタイミングで埋める方も多くあります。

 

また、干上がってしまった井戸は本来の役目を失っている状態ですので埋めてしまっても良いかと思います。

 

埋め戻しの方法

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お祓い

 

長い間、命の恵みを頂いてきた井戸ですので、感謝の気持ちをもってお祓いすることをお勧めしています。

 

お祓いに関しては、ご自分でされる方もいれば、神主さんに頼む方、お坊さんに頼む方など色々な方法があるようです。

 

ご自分でされる場合は、塩と御神酒をまわりに撒いて、手を合わせるのが一般的なやり方かと思います。

 

埋め戻し材

 

ひとくちに井戸を埋めるといっても、いったいどんな材料を使って埋めるのでしょうか?

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  1. 宅内にある既存土
  2. 解体時に発生するコンクリートのガラ
  3. 解体時に発生する石膏ボードなどの廃材
  4. 川砂(真砂)
  5. 砕石
  6. 再生砕石
  7. 再生砂

 

1番の既存土は自分の土地にある土ですので一番安上がりな材料ですが、私の経験上では、
土は、井戸の埋め戻し材には向いていません。

 

土は、砂や砕石に比べて粘性があるため、井戸の穴の中にまんべんなく入れることが出来ず、転圧することも出来ません。

このような埋め方では、台風などの大雨で水位があがれば、埋め戻したところが陥没してしまいます。

これは経験済みですので注意してください。

 

2番と3番は絶対に埋めないでくださいね!

 

廃棄物を埋める行為は厳密にいえば不法投棄となってしまいますのでやめておきましょう。

以前は、廃棄物を埋める行為という認識が無く、普通にコンクリートガラ等を使って埋られておりました。

 

最近でも廃棄物であるコンクリートガラ等で埋めている業者を見かけることがありますので、事前に解体業者と打ち合わせしてください。

 

4番から7番の砕石や砂は、井戸のなかにまんべんなく行き渡りやすいですし、水の通り道を完全にふさがない浸透性があるため、埋め戻し材としては最適だと思います。

 

この記事の一番上のキャッチ画像に「梅」と「松」の文字がありますが、今から30年程前に神奈川県の大和市で井戸を埋めた際に、施主のおばあさんが「梅」と「松」の枝を井戸の落として『梅松よ』→『埋めますよ』と言ってお祓いしていたのを思い出します。

 

息抜きのパイプ

 

井戸を埋め戻したところにパイプがささっているのを見かけたことがありませんか?

息抜きパイプ

昔からの言い伝えで、井戸には「井戸神様」・「水神様」が宿っていると言われていて、パイプを挿してあげると神様の呼吸が確保できるという話しや、そのパイプをつたって神様が出て行ける等の理由でパイプを挿しているのです。

 

石井商事でも井戸埋め作業のときには必ず、「息抜きパイプ」を設置するようにしています。
地表より30センチの高さにし、ゴミが入らないように白いタオルもつけています。

 

使用するパイプに決まりはありませんが、塩化ビニールの水道用の13ミリ~20ミリ程度のパイプを使うのが一般的となっています。

 

なかには、竹の節を鉄筋棒などで抜いてあげて、パイプの代わりに使うこともあります。

 

塩ビのパイプを使うと将来に渡ってパイプがそこに残ってしまいますが、竹であれば、やがて朽ち落ちて自然に穴を塞いでくれますし、パイプが残りませんので、竹を使ってほしいというご要望もあるんですよ。

 

水抜き作業

石井商事では、井戸に貯まっている井戸水を水中ポンプを使って抜き、水がない状態にしてから埋め戻し材を投入する方法をとっています。

水中ポンプ

 

目で見ながら埋められるわけではないので、水が無い方が井戸の隅々まで埋め戻し材が満たせると考えているからです。
しっかりと埋め戻してあげられれば、陥没のリスクも少なくなるとおもいます。

 

井戸の埋め戻し費用

気になる埋め戻しの費用ですが、埋め戻し材に何を使うかによって変動します。

安く済ませたいのであれば、再生砕石や再生砂をお勧めしています。

再生材とは、住宅等の基礎や土間等に使われていたコンクリートを砕いて作った砕石や砂で、RC砕石とも呼ばれています。

 

もういっぽうの砕石は、山から採掘したという意味で、山砕とかバージン砕と呼ばれ、新しい材料ですので再生材に比べると2倍~4倍の価格となるでしょう。

 

 

 

再生砕石・再生砂を使った場合の費用

井戸ガワの撤去

【施工例】

井戸の直径が80センチで深さが5メートル、埋め戻し材は再生砂を使用。

工 種 費  用(円)
再生砂 0.4×0.4×3.14×5.0×1.2=3.01(m3) 25,000
井戸ガワ撤去処分 10,000
水抜き 10,000
息抜きパイプ(塩ビパイプ) 5,000
【合  計】 50,000

※解体工事時の一連作業としての単価となっております。
※井戸の深さ・直径により埋め戻し材の量が変わりますので目安とお考え下さい。
※地域や業者によって方法や材料による違いがあります。

 

まとめ

井戸の埋め戻しの方法と費用についてお話ししましたが、如何だったでしょうか?

費用の内訳をみても分かるように、埋める作業自体はそんなに高額ではありません。

井戸が深いからと言って作業費がさほど増えるわけではなく、埋め戻し材の量と種類によって金額が変わってくるのです。

また、井戸埋めの前は、お清めのお祓いを行うのが慣習となっております。

「水の恵みに感謝」する意味においても井戸じまいの時にはお祓いをすることをお勧めしています。

お祓いは、気持ちの問題でありますのでご自分で行っても問題はありませんし、神主さんやお坊さんにお願いする方もいらっしゃいますので、ご家族と相談して決めると良いかと思います。

 

【追記】

井戸の埋め方に関心ある方が非常に多いようです。

この記事へのアクセス数も、毎日90セッションを超えるほどとなっております。

 

「ホームページを見たよ。」、うちの井戸も埋めてくれるかい?

ありがたい事に、毎日数本のお電話を頂くのですが、大半の方は井戸だけを埋めて欲しいとのご要望です。

弊社では解体工事時の時に井戸埋めはさせて頂くのですが、井戸埋めだけの工事は承っておりません。

大変恐縮ですが、ご理解の程よろしく願い致します。

 


石井商事は解体工事で34年、
多くの工事に携わって学んだことがあります。

それは、【丁寧に壊す】ということでした。


井戸の埋め戻し工事ひとつをとっても、色々な経験によるノウハウが御座います。

解体工事が、安全で安心出来る工事を低価格で施工出来るよう常に考えて行動しています。

解体工事は是非、石井商事にご用命下さい。

お問い合わせはこちらです。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

 

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石井
私たち石井商事では、年間250件を超える解体工事を行っております。
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