借地の返還、更地渡しとは?

借地返還

更地渡しって?
あまりにもあいまいな言葉なのでよくわかりませんよね。

土地を借りて建物を建てさせてもらっていた土地を返すときのに、更地にして返すと聞いたことがあると思います。
では、更地ってどの程度のことを言うのでしょうか?

更地渡しに厳密な決まりはありません

土地を借してもらっていた地主さんに返還する時期がきました。
長い間お世話になった地主さんへ気持ちよく返還するにはどうすればよいのでしょうか?

更地1

 

 

飛ぶ鳥跡を濁さず(とぶとりあとをにごさず)

飛ぶ鳥

立ち去る者は、自分のいた場所を汚れたままにせず、きれいにしてから行くものだといういましめ。
また、引き際はきれいであるべきということ。

この言葉を使うと、きれいに解体して返すことが更地渡しということになるとおもいます。
では、きれいってどの程度のことをさすのでしょうね。

 

地主さんと相談して決めましょう!

撤去する範囲や返還の時期は地主さんと話し合って決めてください。
では、具体例をあげて考えてみましょう!

【例】35年前に土地を借りて家を建てたМさん
建物も含め、下記の付帯物もМさんが作ったり植えたりしたものです。

  1. 木造2階建ての住宅 延べ床面積25坪
  2. 道路面にブロック塀
  3. 庭には樹木が大小6本
  4. 庭石が大小2個
  5. 普通車一台分の土間コンクリート15㎡
  6. 現在は使っていない浄化槽
  7. 南側隣地との間にブロック2段+フェンス10m

 

【話し合いの結果】
下記の5項目をだけを解体することになりました。

  1. 木造2階建ての住宅 延べ床面積25坪
  2. 道路面にブロック塀
  3. 庭には樹木が大小6本
  4. 普通車一台分の土間コンクリート15㎡
  5. 現在は使っていない浄化槽

【残すことになった2項目】
庭石の大小2個は地主さんがもらいたいので残しとなり、南隣地との間にあるブロック2段+フェンス10mは壊してしまうと隣地のTさん宅が困るとの理由で残しとなりました。

このように、自分で作ったりしたものがすべて撤去になるとは限らないという例ですね。
そして、きれいの基準も地主さんに判断してもらうことが一番よい方法だということです。

 

まとめ

更地渡しだからといって、すべてが撤去でない場合もあります。
引き渡す時期もあわせて地主さんと良く相談して決めることが後でトラブルにならない方法となります。

また、解体業者に借地を返還するために解体することを伝え、壊した後の処理をしっかりして欲しいと伝えることも大切です。

優秀な解体業者であれば、建物を壊した後、地主さんに返還すると聞けばいつも以上に丁寧に整地してくれるはずです。

そして、解体業者との打ち合わせや現地調査の時には地主さんに立ち会ってもらえるようにしましょう。
貸主である地主さんに、どのような形で土地が返ってきて欲しいのかを聞くことができます。

長年お世話になった地主さんに感謝の気持ちをもって返還することが望ましいでしょう。

 

 

 

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